【大阪・関西万博】オランダパビリオンで体験する未来エネルギー!見どころやグルメは?ミッフィーにも会える!

2025年の大阪・関西万博で注目を集めているのがオランダパビリオンです。
チューリップと風車の国として知られるオランダが、未来のエネルギーをテーマにした革新的な展示を用意しています。中央に輝く人工太陽「man-made sun」を中心に、サステナブルな未来への取り組みを体験できる場所として多くの来場者を魅了することでしょう。
この記事では、オランダパビリオンの基本情報から見どころ、グルメ情報、そして混雑を避けるコツまで詳しく紹介します。万博会場で効率よく楽しむための参考にしてください。
ミッフィーは、#EXPO2025 日本国際博覧会(大阪・関西万博)オランダパビリオンのキッズアンバサダーを務めます。
— 日本のミッフィー情報サイト (@miffy_japan) March 12, 2025
今日3/12、大阪で「オランダパビリオン キッズアンバサダー就任発表会」が開かれました。
オランダパビリオンでは限定商品も販売予定です。どうぞお楽しみに。https://t.co/0F5A2KYoQe pic.twitter.com/mz4T6umi0Y
オランダパビリオンの基本情報
オランダパビリオンは、大阪・関西万博の会場である大阪湾の人工島「夢洲」内のセービングゾーンに位置しています。2025年4月13日から10月13日までの半年間、毎日9時から22時まで開館しています。
パビリオンのテーマは「Common Ground:共に新しい夜明けを創る」。これは、世界が直面する気候変動やエネルギー問題などの課題に対して、共通の基盤を見つけ、協力して解決策を見出そうという意味が込められています。
オランダと日本は特別な関係にあります。江戸時代、日本が鎖国していた約250年間、オランダは唯一貿易を許された西洋の国でした。その歴史的なつながりを背景に、現代のエネルギー問題や持続可能な社会の実現に向けて、両国の協力関係を示す場としても注目されています。
注目の建築デザインと特徴

オランダパビリオンの最大の特徴は、その独創的な建築デザインです。パビリオンはサーキュラーデザイン(循環型デザイン)を採用した円形の建物で、中央には巨大な人工太陽「man-made sun」が輝いています。
この建物は、オランダの建築事務所「RAU」、体験型デザインスタジオ「Tellart」、エンジニアリング・コンサルタント会社「DGMR」、そして日本の総合建設会社「淺沼組」からなるコンソーシアム「A New Dawn」によって設計・建設されました。
外観は水の力をイメージした波打つようなデザインで、再生可能素材と排出ゼロのエネルギー源を使用しています。また、万博終了後は解体して再利用できる環境に配慮した設計になっているのも特徴です。
パビリオンの中央にある巨大な球体の内部は、360度のスクリーンになっており、音と映像による没入型の体験ができるようになっています。この球体は、持続可能なクリーンエネルギーと日の出を表現しており、未来への希望を象徴しています。
見どころ満載の展示内容
オランダパビリオン🇳🇱
— てっつぁん (@tettuan) April 5, 2025
入場のときに渡されるオーブをもって水に関する展示の中を進むと円形のシアターに。そこは大迫力の映像とオーブが連動する体験が用意されていてすごかった。
ミッフィーもいるよ🐰#万博テストラン #EXPO2025 #大阪・関西万博 pic.twitter.com/kqD4oK7bOR
オランダパビリオンでは、エネルギーをテーマにした様々な展示が用意されています。来場者は「エネルギーオーブ」という光る球体を手に入場し、パビリオン内を巡ります。
エネルギーオーブを使った没入型体験
入場時に渡される「エネルギーオーブ」は、パビリオン内の展示と連動して光り、来場者の体験をより深いものにします。このオーブを持って中央の巨大な球体内部に入ると、360度のスクリーンに映し出される映像と音響効果によって、まるで別世界に入り込んだような感覚を味わえます。
水の力を利用した排出ゼロエネルギー技術
オランダは国土の約26%が海抜以下にあり、水と共存する技術を長年培ってきました。パビリオンでは、その技術を活かした水力発電や潮力発電など、水の力を利用した排出ゼロのエネルギー技術が展示されています。実際に動くモデルや映像を通して、水とエネルギーの関係について学ぶことができます。
過去・現在・未来のエネルギー利用の旅
オランダのエネルギー利用の歴史を振り返りながら、現在の取り組みと未来のビジョンを紹介するコーナーもあります。風車による風力エネルギーの活用から始まり、現代の太陽光発電や風力発電の技術、そして未来の新しいエネルギー源まで、時代を超えた「エネルギーの旅」を体験できます。
オランダの革新的なエネルギー転換ソリューション
オランダは再生可能エネルギーへの転換に積極的に取り組んでいる国の一つです。パビリオンでは、オランダ企業が開発した最新のエネルギー技術や、二酸化炭素排出量を削減するための革新的なソリューションが紹介されています。実際に触れたり、体験したりできる展示も多く、子どもから大人まで楽しみながら学べる内容になっています。
アート作品と技術革新のコラボレーション
オランダは芸術と技術の融合にも力を入れている国です。パビリオン内では、エネルギーをテーマにしたアート作品も展示されており、技術的な側面だけでなく、芸術的な視点からもエネルギーについて考えるきっかけを提供しています。光や音を使ったインタラクティブなアート作品は、来場者の感性に訴えかける魅力的な展示となっています。
パビリオン内のカフェとショップ
「大阪・関西万博」迫る…!大阪2カ所で
— Lmaga.jp|関西のニュースを発信 (@lmaga_jp) March 29, 2025
「オランダパビリオン」お披露目✨️
万博期間中にグルメやカルチャーを発信する催事『EXPO酒場』にて「万博」と「オランダパビリオン」をフィーチャー。当日はパビリオンの展示、グルメやグッズなどの初出し情報も!https://t.co/YzNaY3DMRO#PR pic.twitter.com/XS2wRJRf4j
オランダパビリオンには、オランダの食文化を体験できるカフェと、オランダならではのグッズを購入できるショップが併設されています。
オランダの伝統的なスイーツと料理
カフェでは、オランダの伝統的なスイーツ「ストロープワッフル」をはじめ、様々なオランダ料理を味わうことができます。ストロープワッフルは、シロップを挟んだ薄いワッフルで、オランダの定番スイーツです。甘さと香ばしさが絶妙なバランスで楽しめます。
また、新鮮な生ニシンを使用した伝統料理「ハーリング」や、太めにカットされたオランダ風フライドポテト「ポテトフリッツ」なども提供される予定です。特製のマヨネーズソースをかけて食べるポテトフリッツは、オランダならではの味わいを楽しめます。
ベジタリアン中心のユニークなメニュー
オランダは持続可能な食の取り組みにも力を入れており、カフェではベジタリアン中心のメニューも充実しています。肉の代わりに植物由来の食材を使用した料理や、地元の食材を活かしたオランダ風アレンジメニューなど、環境に配慮しながらも美味しく楽しめる料理が提供されます。
提供されるメニューの価格帯は以下の通りです。
メニュー | 価格 |
---|---|
ストロープワッフル | 800円 |
ハーリング | 1,200円 |
ポテトフリッツ | 900円 |
ゴーダチーズフォンデュ | 1,400円 |
ベジタリアンプレート | 1,500円 |
コーヒー/紅茶 | 500円 |
オランダの有名デザイナーによる限定グッズ
ショップでは、オランダの有名デザイナーによる限定グッズを購入することができます。オランダは、シンプルでありながら機能的なデザインで知られており、そのエッセンスを取り入れた商品が多数販売されています。エコバッグや文房具、キッチン用品など、日常で使える実用的なアイテムが中心です。
日本とオランダの文化を融合したオリジナル商品
日本とオランダの文化を融合したオリジナル商品も販売されています。例えば、和柄を取り入れたデルフト焼き(オランダの伝統的な陶器)や、日本の伝統工芸とオランダのデザインを組み合わせた商品など、両国の文化交流を感じられるアイテムが揃っています。万博限定のデザインも多く、記念に購入する方も多いでしょう。
混雑状況と効率的な回り方
大阪・関西万博は多くの来場者が予想されるイベントです。特にオランダパビリオンは人気が高いと予想されるため、混雑を避けるための効率的な回り方を知っておくと便利です。
予想される混雑ピーク時間帯
万博全体の混雑ピークは、ゴールデンウィーク(4月27日〜5月6日)、お盆休み、シルバーウィーク、そして修学旅行シーズン(5月・10月)です。特に土日祝日は平日よりも混雑が予想されます。
時間帯としては、10時から15時頃が最も混雑する傾向があります。特に昼食時間帯(12時〜13時)は、飲食エリアを中心に混雑が予想されます。
おすすめの訪問タイミング
混雑を避けるためには、平日の早朝または夕方以降の訪問がおすすめです。開館直後の9時台や、夕方の17時以降は比較的空いていることが多いでしょう。
特に4月中旬から6月中旬(ゴールデンウィークを除く)の平日は、比較的混雑が少なく、気候も過ごしやすい時期です。6月下旬から始まる梅雨や、7月から9月の猛暑を避けるためにも、この時期の訪問が理想的です。
また、万博公式アプリを活用すると、リアルタイムの混雑状況や待ち時間を確認することができます。事前にダウンロードしておくと便利です。
効率的な回り方のポイント
オランダパビリオンを効率よく回るためのポイントをいくつか紹介します。
まず、入場直後は多くの人が入口付近のパビリオンに向かう傾向があるため、先に奥のエリアを回ることで混雑を避けられる可能性があります。
また、東ゲートから入場した場合は会場の西側、西ゲートから入場した場合は会場の東側を優先すると、移動がしやすくなります。
昼食時間帯(12時〜13時)は飲食エリアが混雑するため、この時間帯は展示エリアを優先し、11時台の早めのランチや、14時以降の遅めのランチを選ぶと効率的です。
夕方以降は、家族連れが帰宅し始めるため、17時以降は比較的落ち着いて回れる可能性があります。また、夜間はライトアップされた会場を楽しむこともできます。
予約システムと混雑対策
オランダパビリオンでは、混雑緩和のために時間指定の予約システムが導入される可能性があります。万博公式サイトやアプリで最新情報を確認し、可能であれば事前予約をしておくことをおすすめします。
また、万博会場内では複数の休憩スポットが設けられています。長時間の滞在による疲労を防ぐため、適度に休憩を取りながら回るようにしましょう。特に夏場は熱中症対策として、こまめな水分補給と休憩が重要です。
オランダパビリオンの魅力を深掘り
オランダパビリオンの魅力をさらに深掘りして紹介します。
サーキュラーデザインの哲学
オランダパビリオンの設計には、「サーキュラーデザイン」という考え方が取り入れられています。これは、資源を循環させ、廃棄物を出さない持続可能な設計のことです。パビリオンの建材には再生可能な素材が使用され、万博終了後は解体して再利用できるように設計されています。
このサーキュラーデザインの考え方は、オランダが推進している「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」の一環であり、限りある資源を有効活用し、環境負荷を減らすための取り組みです。パビリオン自体が、持続可能な未来のモデルケースとなっているのです。
エネルギー転換への取り組み
オランダは2050年までにカーボンニュートラル(二酸化炭素排出量実質ゼロ)を目指しており、再生可能エネルギーへの転換に積極的に取り組んでいます。パビリオンでは、その取り組みの一環として、太陽光発電や風力発電、水素エネルギーなど、様々な再生可能エネルギー技術が紹介されています。
特に注目されているのが、北海に建設された大規模な洋上風力発電所です。オランダは海に囲まれた国であり、その地理的特性を活かした洋上風力発電の先進国として知られています。パビリオンでは、その技術や成果が詳しく紹介されています。
水と共存する国の知恵
オランダは国土の約26%が海抜以下にあり、常に水と闘いながらも共存してきた歴史があります。その過程で培われた水管理技術は世界的に高く評価されています。パビリオンでは、堤防や水門、ポンプシステムなど、オランダの水管理技術が紹介されています。
また、気候変動による海面上昇に対応するための新しい取り組みも展示されています。例えば、水上都市の構想や、洪水に強い建築デザインなど、水と共存するための革新的なアイデアが紹介されています。
日蘭交流の歴史と未来
オランダと日本の交流は400年以上前に遡ります。江戸時代、日本が鎖国していた時代にも、出島を通じてオランダとの貿易が続けられていました。その歴史的なつながりから、現代でも両国は様々な分野で協力関係を築いています。
パビリオンでは、その歴史的な交流を振り返るとともに、現代の協力関係や未来のビジョンも紹介されています。エネルギー、農業、水管理、医療など、様々な分野での協力事例が展示されており、両国の絆の深さを感じることができます。
オランダパビリオンのスポンサー企業
オランダパビリオンには、様々な企業がスポンサーとして参加しています。これらの企業の技術や製品も、パビリオン内で紹介されています。
ゴールドスポンサー企業
オランダパビリオンのゴールドスポンサーとして、AkzoNobelとRandstadが参加しています。
AkzoNobelは、塗料や化学製品を扱う世界的な企業で、持続可能な製品開発に力を入れています。パビリオン内では、環境に優しい塗料や、エネルギー効率を高める建材などが展示されています。
Randstadは、人材サービス企業で、働き方の未来についての展示を行っています。デジタル化や自動化が進む中での新しい働き方や、持続可能な社会における雇用のあり方などが紹介されています。
シルバースポンサー企業
シルバースポンサー企業としては、Philipsが参加しています。Philipsは、家電や医療機器を扱う企業で、特にヘルスケア分野での技術革新に力を入れています。パビリオン内では、持続可能な医療機器や、エネルギー効率の高い家電製品などが展示されています。
オランダパビリオンのスポンサー企業は、それぞれの分野で持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っており、その技術や製品がパビリオン内で紹介されることで、来場者は最先端の持続可能な技術に触れることができます。
オランダパビリオンへのアクセス方法
オランダパビリオンへのアクセス方法を紹介します。大阪・関西万博の会場である「夢洲」へは、主に公共交通機関を利用してアクセスすることになります。
会場へは、大阪メトロ中央線の延伸区間である「夢洲駅」が最寄り駅となります。大阪市内からは、大阪メトロ中央線を利用して「コスモスクエア駅」まで行き、そこから延伸区間に乗り換えて「夢洲駅」へ向かいます。
また、会場へは海上交通も利用可能です。大阪市内の主要なエリアから、シャトルボートが運行される予定です。特に、大阪市内の観光地からのアクセスには便利でしょう。
会場内でのオランダパビリオンの場所は、「セービングゾーン」に位置しています。会場内には案内表示が設置されているため、それに従って進むとスムーズに到着できます。また、万博公式アプリを使えば、現在地からパビリオンまでのナビゲーション機能も利用できます。
オランダパビリオンを楽しむためのヒント
オランダパビリオンをより楽しむためのヒントをいくつか紹介します。
まず、パビリオン内は順路が設定されていますが、各展示をじっくり見るためには、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。特に中央の球体内部での没入型体験は、時間をかけて楽しむ価値があります。
また、パビリオン内には解説員が常駐しており、展示の詳細や背景について質問することができます。オランダの技術や取り組みについて、より深く理解したい方は、積極的に質問してみるとよいでしょう。
パビリオン内のカフェでは、オランダの伝統的なスイーツや料理を味わうことができます。展示を見た後に、ゆっくりと休憩しながらオランダの食文化を体験するのもおすすめです。
ショップでは、オランダならではのグッズや、万博限定のアイテムが販売されています。記念に購入するのはもちろん、日本では手に入りにくいオランダのデザイン製品を見るだけでも楽しめます。
万博会場内の他のパビリオンとの関連性
オランダパビリオンを訪れた後は、関連するテーマのパビリオンも訪れると、より理解が深まります。
例えば、再生可能エネルギーや持続可能な社会をテーマにしたパビリオンとしては、ドイツパビリオンやデンマークパビリオンなどがあります。これらの国々も、オランダと同様に環境問題やエネルギー転換に積極的に取り組んでおり、それぞれの国ならではのアプローチを知ることができます。
また、水管理技術に関連するパビリオンとしては、シンガポールパビリオンが挙げられます。シンガポールも限られた国土の中で水資源を効率的に活用する技術を発展させており、オランダとは異なるアプローチを見ることができます。
日本館では、日本の伝統的な知恵と最新技術を融合させた持続可能な社会のビジョンが紹介されています。オランダと日本の協力関係や、両国の技術の違いを比較するのも興味深いでしょう。
まとめ:オランダパビリオンの魅力
オランダパビリオンは、サーキュラーデザインを採用した独創的な建築と、水の力を利用した革新的なエネルギー技術が魅力です。中央に輝く人工太陽「man-made sun」を中心に、持続可能な未来への希望を感じられる空間となっています。
パビリオン内では、エネルギーオーブを使った没入型体験や、オランダの水管理技術、再生可能エネルギーへの取り組みなどが紹介されています。また、オランダの伝統的なスイーツや料理を味わえるカフェや、オランダならではのグッズを購入できるショップも併設されています。
400年以上の歴史を持つ日蘭関係の歴史と未来も紹介されており、両国の絆の深さを感じることができます。オランダパビリオンは、単なる展示施設ではなく、持続可能な未来に向けた希望と可能性を体感できる場所となっています。
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