【大阪・関西万博】スイスパビリオンで「ハイジ」と最先端技術を体験!グルメ&混雑回避のコツも徹底解説

2025年4月13日から10月13日まで開催される大阪・関西万博。世界各国のパビリオンが集結する中で、特に注目を集めているのがスイスパビリオンです。日本でも馴染み深い「アルプスの少女ハイジ」をモチーフにしながら、最先端技術と環境への配慮を融合させた独創的な展示が魅力です。
このパビリオンでは何が見られるのか、どんなグルメが楽しめるのか、混雑を避けるにはどうすればいいのか。この記事では、スイスパビリオンを120%楽しむための完全ガイドをお届けします。チケット予約の方法から、おすすめの訪問時期まで、万博を訪れる前に知っておきたい情報をすべてまとめました。
スイスパビリオンの基本情報
開催期間と場所
スイスパビリオンは大阪・関西万博の会期全体を通して、2025年4月13日から10月13日まで開催されています。万博会場内の「Empowering Life(生命を高める)」ゾーンに位置し、260平方メートルの広さを誇る体験型展示スペースとなっています。
パビリオンの営業時間は、月曜日から日曜日まで毎日午前9時から午後9時までです。特別なイベントとして、2025年4月22日(火)にはスイス・ナショナルデーが予定されており、この日は特別なプログラムが用意されています。
パビリオンのコンセプト「ハイジと共に、テクノロジーの頂へ」
スイスパビリオンのコンセプトは「未来社会のデザイン」という万博全体のテーマに沿ったものです。日本でも大人気のアニメ「アルプスの少女ハイジ」をアンバサダーとして起用し、スイスの伝統と革新を融合させた展示となっています。
このコンセプトは日本とスイス両国で行われた調査に基づいて選ばれました。調査では、スイスが優れている分野と日本の観客に関連性の高いトピックが幅広く検討され、その結果から最も魅力的な3つのテーマが特定されました。
ハイジは日本で愛されるアイコンとして、パビリオン全体の来場者体験において重要な役割を果たします。入口からハイジカフェまで、訪問者はこのスイスのキャラクターの歴史とスイスのイメージに与え続ける影響を探る機会が複数あります。
建築の特徴と環境への配慮
スイスパビリオンは、Manuel Herz Architektenが設計し、NüssliとBellprat Partnerとの協力によって実現しました。このパビリオンの最大の特徴は、5つの相互接続された球体が緑豊かな風景に埋め込まれた独特の建築様式です。
この設計は視覚的に魅力的であるだけでなく、万博2025で最小の生態学的フットプリントを持つというパビリオンの目標を体現しています。軽量な膜設計を採用することで環境への影響を最小限に抑え、迅速な建設を可能にしています。
スイス万博コミッショナーのManuel Salchliは、「大阪の展示構造は、スイスが世界万博のために建設した中で最も軽量なものになる」と強調しています。パビリオンは軽量で相互接続された4つの二重チャンバーETFEフォイルチャンバーで設計されており、これにより迅速な建設が可能になり、世界万博レベルでスイスが作成した最も軽量な構造物という記録も打ち立てています。
Manuel Herz Architectsは植物を使って球体を覆い、あらゆる方向に広がるように計画しています。「私たちは地元の苗床で植物を育てているので、植物の重量1キログラムごとに大気から除去されるCO2の1キログラムに相当します」とスタジオは説明しています。また、「バックオブハウス」は、最終的なアフターライフを持つ再利用可能なモジュラー要素を特徴としています。フォイル、そして最終的にはパビリオン全体も同様にリサイクル可能で、万博2025大阪が終了すると家具やその他の用途に変換されます。
見どころ満載!3つのテーマ展示
【大阪・関西万博】スイスパビリオン / Swiss Pavilion
— japan-architects (@JapanArchitects) April 9, 2025
建築デザイン:Manuel Herz Architects
テーマは"生命・地球・人間拡張"。大阪・関西万博でエコロジカルフットプリントが最も小さいパビリオン。内部では活力ある未来のための解決策とシナリオを探求する対話型Vitality Swissを実施 #EXPO2025 pic.twitter.com/m5LQqBIHKf
「人間拡張」ゾーンの最新技術
スイスパビリオンの展示は、「Augmented Human(人間拡張)」をテーマにした最初のゾーンから始まります。このゾーンでは、ロボット工学、人工知能(AI)、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)などの最先端技術が紹介されています。
スイスは精密機器や技術革新で世界的に知られており、このゾーンではその強みを活かした展示が行われています。来場者は最新のAR/VRテクノロジーを体験したり、ロボット工学の進化について学んだりすることができます。
特に注目すべきは、人間の能力を拡張するためのスイスの革新的な取り組みです。例えば、障害を持つ人々のための支援技術や、日常生活をより便利にするためのスマートデバイスなどが展示されています。これらの技術は、未来の社会をデザインするという万博のテーマに沿ったものであり、人々の生活をより豊かにするための可能性を示しています。
「生命」ゾーンで体験する健康と栄養の未来
2番目のゾーンは「Life(生命)」をテーマにしています。ここでは、生命科学、教育、健康、栄養に関するスイスの取り組みが紹介されています。
スイスは医療や製薬の分野でも世界をリードしており、このゾーンではその専門知識を活かした展示が行われています。来場者は健康的な生活習慣や栄養に関する最新の研究成果について学ぶことができます。
また、教育の分野におけるスイスの革新的なアプローチも紹介されています。スイスの教育システムは世界的に高い評価を受けており、特に職業訓練と高等教育を組み合わせたデュアルシステムは多くの国から注目されています。このゾーンでは、そうした教育システムの特徴や成果について知ることができます。
「地球」ゾーンの環境保全と持続可能性
3番目のゾーンは「Planet(地球)」をテーマにしています。ここでは、環境、持続可能性、気候、エネルギーに関するスイスの取り組みが紹介されています。
スイスは環境保護や持続可能な開発に積極的に取り組んでおり、このゾーンではその姿勢が反映された展示が行われています。来場者は気候変動対策やエネルギー効率の向上など、地球環境を守るためのスイスの取り組みについて学ぶことができます。
特に注目すべきは、スイスの美しい自然環境を保全するための取り組みです。アルプスの雄大な山々や清らかな湖など、スイスの自然は世界的に有名ですが、それを守るためにはさまざまな努力が必要です。このゾーンでは、そうした取り組みの一端を知ることができます。
これらの3つのテーマは、万博が提案する8つのテーマウィークに統合され、スイスは他の協力者とともにグローバルな問題に関する議論に積極的に参加します。
スイスの味を楽しむ!パビリオン内カフェ
スイスパビリオン
— ハピエル編集長@ユニバ🌈USJを勝手に応援するメディア企業の社長🌟元内康博 (@usj_genki) April 8, 2025
ハイジカフェ🍰チーズ
球体から見える
万博会場の素敵な景色を眺めながら
ラクレット🧀
キットカットに合うケーキ🍰
を美味しくいただきました
パビリオン、レストランともに
予約不要。並べば入れますが
テストランでは最長 待ち時間3時間になったそうです
詳しいレポートは… pic.twitter.com/D67fdY0qYq
ハイジカフェの魅力
スイスパビリオンの最上階には「ハイジカフェ」があります。このカフェは、スイスの伝統的な料理と日本の食材を組み合わせたメニューを提供しています。スタッフはBALLYが提供するユニフォームを着用し、日本語、英語、そしてスイスの公用語で来場者を迎えます。
カフェの内装はハイジの世界観を反映したデザインになっており、アルプスの山小屋を思わせる温かみのある雰囲気です。窓からは万博会場の景色を楽しむことができ、食事をしながらリラックスした時間を過ごすことができます。
おすすめメニューと価格
ハイジカフェでは、スイスの伝統料理と日本の食材を融合させた様々なメニューが楽しめます。以下は主なメニューと価格です。
メニュー | 価格 |
---|---|
スイススタイルドッグ | 1,950円 |
チキンカツ「コルドンブルー」 | 1,950円 |
仔牛の串焼きチューリッヒ風 | 1,950円 |
アルパインスタイルのクリーミーマカロニ&チーズ | 1,950円 |
スイスグリュイエールチーズと下仁田ネギのキッシュ | 1,950円 |
スイススタイルのポテトパンケーキ「ロスティ」 | 1,950円 |
ラクレットチーズ(シェアプレート) | 2,800円 |
シャルキュトリーとチーズのプラッター(シェアプレート) | 2,800円 |
和風ランチボックス(シェアプレート) | 2,800円 |
デザートメニューも充実しており、スイスの伝統的なスイーツを楽しむことができます。
デザート | 価格 |
---|---|
スイスパビリオン特製キャロットチーズケーキ | 1,100円 |
トリプルチョコレートムースとチョコレートフレーク | 1,100円 |
伝統的なエメンタールクレームブリュレ(アーモンドチュイルとホイップクリーム添え) | 1,100円 |
スイススタイルの季節のフルーツタルト | 1,100円 |
スイス伝統料理を日本で味わう
ハイジカフェでは、仔牛のソーセージなどの珍しい食材を使用したメニューも提供されています。また、スイスワインも楽しむことができます。
スイスの伝統料理として特に人気があるのは、ラクレットチーズとロスティです。ラクレットチーズは、熱した表面を削り取って食べるスイスの伝統的なチーズ料理で、そのとろけるような食感と濃厚な味わいが特徴です。ロスティは、スイスの伝統的なポテトパンケーキで、外はカリッと、中はホクホクの食感が楽しめます。
また、スイスといえばチョコレートも有名です。カフェでは、ネスレのコーヒーや水も楽しめるほか、木製のおもちゃや限定キットカットも購入できます。このキットカットはラズベリー味で、スイスの珍味「ダブルクリーム」を表現しており、パビリオンのショップでのみ販売されています。
スイーツコーナーの絶品デザート
スイス産チョコレートを使った特製スイーツ
スイスパビリオン内のスイーツコーナーでは、スイス産の高級チョコレートを使用した特製スイーツを楽しむことができます。スイスはチョコレート製造の本場として知られており、その品質の高さは世界中で認められています。
特に人気があるのは、トリプルチョコレートムースです。三種類の異なるチョコレートを使用したこのデザートは、それぞれの風味が層になって楽しめる贅沢な一品です。表面にはチョコレートフレークがトッピングされており、食感にもアクセントを加えています。
また、スイスパビリオン特製のキャロットチーズケーキも見逃せません。スイスの伝統的なレシピをベースに、日本の食材を取り入れたこのケーキは、しっとりとした食感と優しい甘さが特徴です。
季節のフルーツタルトとその他のデザート
スイーツコーナーでは、季節のフルーツを使用したタルトも提供されています。春には桜や苺、夏にはメロンやピーチ、秋にはぶどうや梨、冬にはりんごや柑橘類など、その時期に最も美味しいフルーツを使用したタルトを楽しむことができます。
また、伝統的なエメンタールクレームブリュレも人気のデザートです。エメンタールはスイスを代表するチーズの一つで、その風味を活かしたクレームブリュレは、甘さと塩気のバランスが絶妙です。アーモンドチュイルとホイップクリームを添えて提供され、食感の対比も楽しめます。
これらのデザートは、スイスの伝統と日本の季節感を融合させた独創的な一品ばかりです。スイスパビリオンを訪れた際には、ぜひ試してみてください。
混雑を避けるコツとベストな訪問時期
今日は大阪・関西万博のテストラン初日で、昨日まで乗船したクルーズ船のMSCクルーズがパートナーのスイス館を見学させていただきました。スイス館ではハイジと会えるほか、シャボン玉のような建物で、パビリオン内ではシャボン玉が飛ばせるコンテンツも。屋上からの景色も良かったです。 pic.twitter.com/U3WsSvV6We
— 鳥海高太朗 (@toriumikotaro) April 4, 2025
万博期間中の混雑予想カレンダー
大阪・関西万博は多くの来場者が予想されるイベントです。特にピーク時には1日あたり約20万人の来場者が見込まれています。そのため、混雑を避けて快適に見学するためには、訪問時期を慎重に選ぶことが重要です。
万博期間中の混雑予想としては、以下のようなパターンが考えられます。
時期 | 混雑度 | 備考 |
---|---|---|
4月13日~26日 | 非常に混雑 | オープニング期間 |
4月27日~5月6日 | 極めて混雑 | ゴールデンウィーク |
5月中旬~6月中旬 | 比較的空いている | 梅雨入り前 |
7月~9月 | 混雑 | 夏休み期間 |
9月中旬~10月上旬 | やや混雑 | 秋の行楽シーズン |
10月10日~13日 | 非常に混雑 | クロージング期間 |
特に、オープニング期間とゴールデンウィーク、そしてクロージング期間は非常に混雑することが予想されます。また、土日祝日は平日に比べて混雑する傾向があります。
空いている時期と時間帯
混雑を避けるためには、4月から6月の平日(ゴールデンウィークを除く)がおすすめです。特に5月中旬は、連休明けで比較的空いていることが予想されます。
4月から5月、そして6月にかけては、日本では桜の季節で、穏やかな日が続き、気温も適度です。6月下旬には日本は梅雨に入るので、天気には注意が必要です。
混雑を避けて快適な天候を楽しむなら、梅雨が始まる前の4月から6月中旬までの期間(ゴールデンウィークの休日を除く)をお勧めします。
また、時間帯としては、開場直後の午前9時頃か、夕方以降の午後5時以降が比較的空いています。特に夜間チケット(午後5時以降の入場)を利用すれば、混雑を避けながら、夜のライトアップされたパビリオンを楽しむこともできます。
パビリオン観覧のチケット予約方法
2か月前抽選の申し込み方法
スイスパビリオンを確実に見学するためには、事前のチケット予約が必須です。最も確実な方法は、訪問希望日の2か月前に行われる抽選予約に申し込むことです。
予約方法は非常にシンプルで、大阪・関西万博の公式アプリ「EXPO2025 Visitors」または公式ウェブサイトから申し込むことができます。抽選予約の受付は訪問希望日の2か月前の1日から14日まで行われ、当選結果は20日頃に発表されます。
申し込みの際には、希望する時間帯(午前・午後・夕方)を選択することができます。ただし、具体的な入場時間は指定できないため、当選後に割り当てられた時間に合わせて行動計画を立てる必要があります。
7日前抽選と空き枠予約の活用法
2か月前の抽選に外れてしまった場合でも、諦める必要はありません。訪問希望日の7日前にも抽選予約が行われます。この抽選は、2か月前の抽選で埋まらなかった枠や、キャンセルが出た枠を対象に行われるものです。
7日前抽選の申し込み方法も2か月前と同様で、公式アプリまたはウェブサイトから行います。受付は訪問希望日の7日前の1日から3日まで行われ、当選結果は4日に発表されます。
また、抽選で埋まらなかった枠については、訪問希望日の前日までに空き枠予約として先着順で予約することも可能です。この空き枠予約は、訪問希望日の6日前から前日まで随時行われます。特に平日や閑散期には、この空き枠予約で比較的簡単に予約が取れる可能性があります。
当日登録枠の利用テクニック
どうしても事前に予約が取れなかった場合の最後の手段として、当日登録枠の利用があります。スイスパビリオンでは、全体の約10%を当日登録枠として確保しています。
当日登録枠を利用するには、会場内に設置された専用端末または公式アプリから申し込みます。ただし、人気のパビリオンでは当日登録枠も早い時間帯に埋まってしまうことが予想されるため、会場には開場時間の午前9時頃に到着し、すぐに申し込むことをおすすめします。
また、当日登録枠は午前・午後・夕方の時間帯ごとに分けて配分されることが多いため、午前中に来場できなかった場合でも、午後や夕方の枠を狙うという方法もあります。特に夕方の時間帯は比較的空いていることが多いので、夜間のライトアップされたパビリオンを楽しみたい方にはおすすめです。
まとめ:スイスパビリオンを120%楽しむポイント
スイスパビリオンは、「ハイジ」という日本でも馴染み深いキャラクターと最先端技術を融合させた、独創的な展示が魅力です。環境に配慮した軽量構造の建築も見どころの一つで、万博史上最も軽量なパビリオンとして注目を集めています。
展示は「人間拡張」「生命」「地球」の3つのテーマに分かれており、それぞれの時期によって異なる展示内容を楽しむことができます。特に4月13日から6月4日までの「人間拡張」をテーマにした期間には、ロボット工学やAI、AR/VRなどの最先端技術を体験できるので、テクノロジー好きの方は必見です。
また、ハイジカフェではスイスの伝統料理と日本の食材を融合させた独創的なメニューを楽しむことができます。特にラクレットチーズやロスティなどのスイス伝統料理は、日本ではなかなか味わえない貴重な機会です。
混雑を避けるためには、平日の午前中や夕方以降の時間帯がおすすめです。特に5月中旬の平日は比較的空いていることが予想されるので、ゆっくりと展示を楽しみたい方はこの時期を狙うとよいでしょう。
チケット予約は2か月前の抽選に申し込むのが最も確実ですが、7日前抽選や空き枠予約、当日登録枠など、複数の予約方法を組み合わせることで、より確実にスイスパビリオンを訪れることができます。
大阪・関西万博は2025年4月13日から10月13日までの半年間開催されます。この機会にぜひスイスパビリオンを訪れ、スイスの伝統と革新が融合した魅力的な展示を体験してみてください。
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