【大阪・関西万博】ハンガリーパビリオンで体験できる魅力とは?展示・グルメなど完全ガイド!

大阪・関西万博が2025年4月13日から10月13日まで開催されます。世界各国のパビリオンが立ち並ぶ中、初めて日本の万博に参加するハンガリーのパビリオンが注目を集めています。
民族音楽の生演奏や伝統料理、文化体験など、見どころが満載のハンガリーパビリオン。
この記事では、パビリオンの見どころや展示内容、グルメ情報、予約方法、混雑状況など、ハンガリーパビリオンを楽しむために必要な情報をすべてご紹介します。
ハンガリーパビリオンの見どころと特徴
ハンガリーパビリオンには、他のパビリオンにはない独自の魅力があります。日本とハンガリーの文化的つながりを感じられる展示や、五感で楽しめる体験型コンテンツが用意されています。
初めての日本万博出展となるハンガリー
ハンガリーが日本の万博にパビリオンを出展するのは、今回が初めてとなります。東アジア地域は世界最大の観光市場であり、ハンガリーの参加が成功すれば、ハンガリーへのインバウンド旅行者の大幅な増加が期待できるとされています。また、観光のみならず、ビジネスや投資も後押しする可能性があります。
ハンガリーのナジ・マールトン国家経済大臣は、この万博参加がハンガリーの経済と観光に大きな利益をもたらすと期待を寄せています。特に、急成長する東アジアの観光市場からの来場者増加を見込んでおり、ハンガリーへの訪問者数増加や経済関係強化につながると考えています。
民族音楽の生演奏が楽しめるイマーシブシアター
ハンガリーパビリオンの最大の見どころは、イマーシブ(没入型)のシアタースペースです。このスペースでは、永遠と広がる星空の下、最新の舞台技術とライトショーの演出により、まるで異次元に飛び込んだような感覚で民族音楽の生演奏を楽しむことができます。
毎日開催される民族音楽の生演奏は、ハンガリーの文化を肌で感じられる貴重な機会です。伝統的な楽器や衣装を身にまとった演奏者たちが、ハンガリーの魂が込められた音楽を奏でます。音楽を通じて、言葉の壁を超えた文化交流が生まれるでしょう。
日本とハンガリーをつなぐ五音音階の文化体験
日本とハンガリーの民族音楽には、「五音音階」という共通点があります。この五音音階を基調とした特殊な響きは、両国の文化をつなぐ架け橋となっています。パビリオンでは、この音楽的共通点を体験できる展示が用意されており、訪問者は日本とハンガリーの文化的なつながりを感じることができます。
パビリオンのクリエイティブコンセプトは、世代を超えた価値の保存や自然との共生、文化的遺産の重要性を強調しています。音楽を普遍的な言語として前面に打ち出し、訪問者に没入感のある体験を提供する工夫が随所に見られます。
ハンガリーパビリオンの建築コンセプト

ハンガリーパビリオンは、建築そのものが一つの展示物として機能しています。日本とハンガリーの文化的共通点を反映させた独自のデザインは、多くの来場者の関心を集めることでしょう。
自然素材を活かした日本とハンガリーの民俗建築の融合
ハンガリーパビリオンの建築コンセプトは、日本とハンガリーの民俗建築に共通して見られる自然の建材や工法から着想を得ています。両国の伝統的な建築様式を現代的に解釈し、融合させた独創的なデザインとなっています。
パビリオンはカルパチア盆地の神秘的な森を散策しているようなランドスケープをテーマにデザインされ、来場者がハンガリー民謡の世界を探訪する体験型施設となっています。自然素材を活かした温かみのある空間は、訪れる人々に安らぎと新鮮な驚きを与えてくれるでしょう。
パビリオン内部のインテリアデザイン
ハンガリーパビリオンは地上3階建ての建物で、各フロアごとに異なる機能と魅力があります。3階にはコミュニティフロアがあり、2階のレストランでは本場の伝統的なハンガリー料理、隣接するワインバーではハンガリー各地のワインが楽しめる予定です。
施設全体は、以下の3つの機能で構成されています:
- ビジターユニット:訪問者がハンガリーの文化や歴史を深く体感できるエリア
- ビジネスユニット:ハンガリーと日本の経済交流を促進するためのスペース
- サービスユニット:施設全体の運営と管理を支えるエリア
展示エリアの最後には、ハンガリーのお土産品や民芸品などが購入できるギフトショップも設けられています。万博会場内を散策する来場者の多くがハンガリーパビリオンの前を通ることになるため、ユニークな外観を通じて多くの関心を集めることが期待されています。
ハンガリーパビリオンの主要展示内容

ハンガリーパビリオンでは、ハンガリーの歴史や文化、技術革新などを紹介する多彩な展示が用意されています。訪れる人々に新たな発見と感動を与える内容となっています。
万国博覧会における歴史的功績の展示
ハンガリーは過去の万国博覧会において、数々の功績を残してきました。パビリオンでは、1851年から2021年までの世界最大の博覧会におけるハンガリーの功績を振り返る展示が行われています。
時代ごとにハンガリーを代表するパビリオンや受賞作品などが紹介されており、ハンガリーの歴史と技術の発展を知ることができます。過去の万博でハンガリーが披露した革新的なアイデアや文化的な貢献を学ぶことで、現代のハンガリーをより深く理解することができるでしょう。
ハンガリーの発明品「Even Jinny」体験コーナー
パビリオン内には、ハンガリーの発明品「Even Jinny(イベントジニー)」の体験コーナーが設けられています。アンティークな電話の形をしたこの装置は、ハンガリーで発明された革新的なイベント・テクノロジー・ツールで、日本では初めてお目見えします。
Even Jinnyを使えば、オリジナルのユニークな背景で写真やビデオを撮影することができ、オンラインギャラリーで即座に見ることができます。大阪万博2025ハンガリーパビリオンを背景に、特別な記念写真を撮ることができる貴重な機会です。日本のプリクラに似た機能を持ちながらも、ハンガリーならではの独自性を感じられる体験となるでしょう。
伝統工芸品の展示と実演
ハンガリーの豊かな伝統工芸の世界を紹介するコーナーも見どころの一つです。ハンガリーの伝統的な陶磁器や刺繍、木工品などが展示されており、その精緻な技術と美しさに触れることができます。
特に注目すべきは、ハンガリーの有名な陶磁器メーカー「ヘレンド」のペイントマスターによる絵付けの実演です。繊細な手作業で美しい模様を描き出す様子は、まさに職人技の極みと言えるでしょう。伝統工芸の技を間近で見ることができる貴重な機会となります。
ハンガリーパビリオンのグルメ情報
ハンガリーパビリオンでは、本場のハンガリー料理やワインを楽しむことができます。食を通じてハンガリーの文化を体験できる、貴重な機会となるでしょう。
「ミシュカキッチン&バー」で味わう本場の味
ハンガリーパビリオン内には、「ミシュカキッチン&バー」というレストランがオープンします。ここでは、ハンガリーの伝統的な食材を使った本格的な料理が提供されます。
ハンガリー料理は、パプリカをはじめとするスパイスを効かせた濃厚な味わいが特徴です。グヤーシュ(牛肉のパプリカ煮込み)やパプリカチキンなど、ハンガリーを代表する料理を本場の味で楽しむことができます。日本ではなかなか味わえないハンガリー料理を、この機会にぜひ体験してみてください。
ハンガリー伝統料理のメニューと価格
ミシュカキッチン&バーでは、様々なハンガリー伝統料理が提供されます。主なメニューと価格は以下の通りです。
メニュー名 | 内容 | 価格(円) |
---|---|---|
グヤーシュスープ | 牛肉とパプリカのスープ | 1,200 |
パプリカチキン | 鶏肉のパプリカ煮込み | 1,800 |
ハンガリアンゴーラッシュ | 牛肉の煮込み料理 | 2,000 |
ラーンゴシュ | ハンガリー風揚げパン | 800 |
ドボシュトルタ | キャラメル層のケーキ | 900 |
ソムロイガルシュカ | スポンジケーキのデザート | 900 |
メニューは季節や食材の入荷状況により変更される場合がありますので、訪問時に確認することをおすすめします。
名物ワインとミシュカジャグの文化
ハンガリーは、ヨーロッパでも有数のワイン生産国として知られています。パビリオン内のワインバーでは、ハンガリー各地の厳選されたワインを楽しむことができます。
特に、トカイワインと呼ばれる貴腐ワインは、「ワインの王、王のワイン」と称されるハンガリーを代表する銘酒です。その他にも、エゲル地方の赤ワイン「エゲルの雄牛の血」など、個性豊かなワインが取り揃えられています。
また、ミシュカジャグと呼ばれる、ハンガリーで古くから愛されている帽子をかぶった人間の頭の形をしたワインジャグも展示されています。これは、家族の集まりなどの際にワインを注いだり、量ったりするために幅広く使われているもので、ハンガリーの食文化を象徴するアイテムの一つです。
パビリオン観覧のための予約方法
大阪・関西万博のパビリオンを観覧するためには、事前の予約が必要です。ハンガリーパビリオンを確実に見学するためには、以下の予約方法を把握しておくことが重要です。
2か月前抽選から当日予約まで
大阪・関西万博のパビリオン予約は、基本的に以下のスケジュールで行われます。
予約タイプ | 申込開始時期 | 抽選結果発表 | 特徴 |
---|---|---|---|
2か月前抽選 | 訪問希望日の2か月前 | 申込締切後1週間以内 | 人気パビリオンの確実な予約に最適 |
1か月前先着 | 訪問希望日の1か月前 | 即時(先着順) | 抽選に漏れた場合の第二選択肢 |
1週間前追加枠 | 訪問希望日の1週間前 | 即時(先着順) | キャンセル分の再配分 |
当日予約 | 訪問当日 | 即時(先着順) | 直前の空き状況による |
ハンガリーパビリオンは人気が予想されるため、確実に見学したい場合は2か月前の抽選予約をおすすめします。特に土日祝日や大型連休期間は混雑が予想されるため、早めの予約が重要です。
予約システムの使い方と注意点
大阪・関西万博のパビリオン予約は、公式ウェブサイトまたは指定旅行代理店を通じて行うことができます。予約から当日までの流れは以下の5つのステップです。
- Expo IDに登録する
- 入場券を購入する(公式ウェブサイトまたは旅行代理店)
- 来場日時を予約する
- パビリオンやイベントなどの予約をする
- 予約した日時に会場へ行く
Expo IDは、大阪・関西万博の各種サービスにアクセスするための共通IDです。このIDを使ってチケットを購入したり、様々なコンテンツを体験したりすることができるため、万博を楽しむために欠かせないサービスとなっています。
登録には、メールアドレスを事前に用意し、パソコンやスマートフォンから公式ウェブサイトにアクセスします。登録プロセスは以下の3つのステップで行われます。
- 仮登録
- プロフィール登録
- 初回ログイン(本人確認)
詳細や不明点は、公式ウェブサイトのマニュアルを確認することをおすすめします。
超早割チケット所有者の特典
大阪・関西万博では、「超早割チケット」と呼ばれる特別なチケットが販売されています。このチケットを所有している場合、以下のような特典が得られます。
特典内容 | 詳細 |
---|---|
優先予約枠 | 一般予約に先立ち、パビリオンの優先予約が可能 |
専用入場ゲート | 混雑時でもスムーズに入場できる専用ゲートの利用 |
特別イベント参加権 | 一部の特別イベントへの優先参加権 |
割引サービス | 会場内の一部店舗での割引サービス |
超早割チケットはすでに販売が終了している可能性がありますが、所有している場合は、これらの特典を最大限に活用することをおすすめします。
大阪・関西万博期間中の混雑予想
大阪・関西万博は、多くの来場者が予想される一大イベントです。効率よく楽しむためには、混雑状況を把握しておくことが重要です。
ゴールデンウィーク期間の混雑ピーク
大阪・関西万博の開催期間中、最も混雑が予想されるのはゴールデンウィーク期間(4月29日〜5月5日)です。この期間は、日本全国から多くの観光客が訪れるため、万博会場も非常に混雑することが予想されます。
ゴールデンウィーク期間中にハンガリーパビリオンを訪れる場合は、できるだけ早めの時間帯に来場することをおすすめします。開場直後の午前9時台や、夕方以降の時間帯は比較的混雑が緩和される傾向にあります。また、平日の4月30日や5月1日、2日は連休中でも比較的空いている可能性があるので、これらの日程を狙うのも良いでしょう。
平日と週末の混雑状況の違い
大阪・関西万博の会期中、平日と週末では混雑状況に大きな違いが見られます。一般的に、平日は比較的空いている傾向にありますが、週末になると来場者数が大幅に増加します。
平日の場合、多くの人が仕事や学校に行っているため、会場内の混雑は比較的緩やかです。特に午前中や夕方以降は、ゆったりとパビリオンを回ることができるでしょう。ただし、修学旅行シーズンの5月や10月の平日は、学生団体の来場が多くなるため注意が必要です。
一方、週末は家族連れや観光客が増えるため、会場全体が混雑します。人気のパビリオンでは長時間の待ち時間が発生する可能性が高く、飲食エリアも込み合います。週末に来場する場合は、事前予約システムを最大限に活用し、効率的な行動計画を立てることが重要です。
他のイベントとの重複日に注意
大阪・関西万博の会期中は、大阪市内や周辺地域で様々なイベントが開催されます。これらのイベントと重なる日は、交通機関や宿泊施設がさらに混雑する可能性があるため、注意が必要です。
例えば、5月17日、18日、31日には大規模なK-POPアーティストのライブが予定されています。これらの日は外国人観光客が急増し、空港や大阪駅、ホテルの混雑が予想されます。また、5月14日から16日にかけては、インテックス大阪で大規模なビジネス展示会が開催されます。この期間は大阪メトロ中央線やニュートラムが、万博訪問者と展示会参加者で混雑する可能性があります。
さらに、プロ野球の試合日程にも注意が必要です。特に5月5日と6日のオリックス戦が行われる京セラドーム大阪周辺は、なんば・梅田・天王寺周辺の交通機関に影響が出る可能性があります。
これらのイベントと重なる日程を避けるか、あるいは早めに宿泊や交通手段を確保することで、より快適な万博体験ができるでしょう。

ハンガリーパビリオンを効率よく楽しむコツ
ハンガリーパビリオンを最大限に楽しむためには、いくつかのコツがあります。ここでは、おすすめの訪問時間帯や周辺パビリオンとの回り方、写真スポットなどについてご紹介します。
おすすめの訪問時間帯
ハンガリーパビリオンを効率よく楽しむには、訪問時間帯の選択が重要です。一般的に、開場直後の午前9時台や、夕方以降の時間帯は比較的混雑が少ない傾向にあります。
特に、開場直後の時間帯を狙うのがおすすめです。朝一番でパビリオンに向かえば、新鮮な気持ちで展示を楽しむことができます。また、イマーシブシアターでの民族音楽の生演奏は、朝の静けさの中で特別な体験となるでしょう。
夕方以降の時間帯も、多くの来場者が帰り始めるため、比較的ゆったりとパビリオンを回ることができます。夕暮れ時のライトアップされたパビリオンの外観は、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しめます。
周辺パビリオンとの回り方プラン
ハンガリーパビリオンを訪れる際は、周辺のパビリオンも合わせて回ることで、効率的に万博を楽しむことができます。ハンガリーパビリオンの位置を中心に、以下のような回り方プランを立てるのがおすすめです。
まず、ハンガリーパビリオンの近くにある他のヨーロッパ諸国のパビリオンを訪れることで、文化の共通点や違いを比較しながら楽しむことができます。その後、アジアやアフリカなど、異なる地域のパビリオンへ移動することで、世界の多様性を体感できるでしょう。
また、ハンガリーパビリオンの訪問前後に、休憩や食事ができるエリアを確認しておくことも大切です。長時間の観覧で疲れた際に、すぐに休憩できるスポットを把握しておくと安心です。
写真スポットと記念撮影のポイント
ハンガリーパビリオンには、素晴らしい写真スポットがいくつかあります。これらのスポットで記念撮影をすることで、思い出に残る万博体験となるでしょう。
パビリオンの外観は、ハンガリーと日本の建築様式を融合させた独特なデザインとなっています。この外観を背景に撮影することで、ハンガリーパビリオンならではの写真が撮れます。特に、夕暮れ時のライトアップされた外観は幻想的で、SNS映えする写真が撮影できるでしょう。
パビリオン内部では、イマーシブシアターのスペースが印象的な写真スポットとなります。星空をイメージした天井や、最新の舞台技術を使ったライトアップは、まるで異次元にいるかのような雰囲気を演出してくれます。
また、ハンガリーの伝統工芸品展示コーナーも、カラフルな民族衣装や精巧な陶磁器を背景に、ハンガリーの文化を感じられる写真が撮影できます。
写真撮影の際は、他の来場者の迷惑にならないよう注意しましょう。また、フラッシュ撮影が禁止されているエリアもあるため、館内の注意事項をよく確認してから撮影することが大切です。
まとめ:ハンガリーパビリオンで五感を満たす文化体験
ハンガリーパビリオンは、大阪・関西万博の中でも特に魅力的な体験ができる場所です。民族音楽の生演奏、伝統工芸品の展示、本格的な料理など、五感を通してハンガリーの文化を体験できます。混雑を避けるコツを押さえ、効率的な回り方を計画することで、より充実した万博体験ができるでしょう。ぜひ、ハンガリーパビリオンで心に残る思い出を作ってください。
万博開催期間中のイベントはこちらの記事で詳しく解説しています。
