「ちがいを知り、惹かれ合う」インクルーシブな無料音楽フェス「ひときわ音楽祭 in EXPO2025」が大阪・関西万博で開催

2025年5月25日(日)、大阪・関西万博の会場内にある大阪ヘルスケアパビリオンのリボーンステージで、障害の有無や年齢、ジャンルを超えた多様な人々が共に楽しめる無料音楽フェス「ひときわ音楽祭 in EXPO2025」が開催されます。
2022年からスタートし4年目を迎えるこの音楽祭は、「ちがいを知り、惹かれ合う」をテーマに、一人ひとりの個性が響き合う場を提供しています。
「ひときわ音楽祭 in EXPO2025」の概要
開催日時と場所
「ひときわ音楽祭 in EXPO2025」は、2025年5月25日の日曜日、午後12時から午後8時まで大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン内にあるリボーンステージで開催されます。リボーンステージは水盤上に設置された開放的な空間で、約150席の移動式ベンチが用意され、多くの来場者が快適に音楽を楽しめる環境が整えられています。
「ちがいを知り、惹かれ合う」というテーマの意味
このイベントのテーマである「ちがいを知り、惹かれ合う」には、私たち一人ひとりが持つ個性や特性を尊重し、互いに理解し合うことで生まれる豊かなつながりを大切にしたいという思いが込められています。障害の有無や年齢、国籍などの違いを超えて、音楽という共通言語を通じて心を通わせる場を創出することを目指しています。
4年目を迎える音楽祭の歩み
「ひときわ音楽祭」は2022年に第1回が開催され、毎年開催場所を変えながら継続してきました。第1回は神戸で開催され、予想を上回る約600名もの参加者が集まる大盛況となりました。年を追うごとに認知度が高まり、支援の輪も広がっています。そして4年目となる2025年は、国際的なイベントである大阪・関西万博での開催が実現しました。
大阪・関西万博での開催の意義
大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンステージ」について
大阪ヘルスケアパビリオンは、大阪・関西万博の中でも健康と未来をテーマにした注目のパビリオンです。その中のリボーンステージは、水盤上に設置された間口10m、奥行8m、高さ0.4mのステージで、一部に膜屋根が設置されています。観客席には約150席の移動式ベンチがあり、ステージと客席が一体となった空間で音楽を楽しむことができます。
万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」との関連性
大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」は、多様な個性を認め合い、誰もが輝ける社会の実現を目指すものです。「ひときわ音楽祭」の理念はこのテーマと深く共鳴しており、インクルーシブな社会づくりに貢献する取り組みとして、万博の場で開催される意義は大きいといえます。
インクルーシブな音楽フェスの特徴
障害の有無や年齢、ジャンルを超えた多様性
「ひときわ音楽祭」の最大の特徴は、出演者の多様性にあります。片腕のバイオリニスト伊藤真波さんやホフディランなど、障害の有無に関わらず様々なアーティストが出演します。また、年齢や音楽ジャンルの垣根を超えた出演者が集まり、それぞれの「ひときわ」の魅力を発揮します。
参加アーティストの魅力
出演アーティストはアルファベット順に紹介されており、それぞれが持つ独自の魅力や表現方法が尊重されています。また、異なるバックグラウンドを持つアーティスト同士のコラボレーションステージも多数予定されており、新たな化学反応が生まれることが期待されています。
ステージと客席が一体となる空間づくり
「ひときわ音楽祭」では、ステージと客席の境界を曖昧にし、参加者全員で空間を作り上げることを大切にしています。音楽に魅了されて自然と体が動き出し、会場全体が一体となって盛り上がる瞬間こそが、真のインクルーシブな場の実現といえるでしょう。
「ひときわ音楽祭」ならではの体験
「仲よくなるファンカード」の仕組み
このイベントの魅力的な仕掛けの一つが「仲よくなるファンカード」です。演奏後の拍手だけでは伝えきれない想いや「もっと知りたい」「仲よくなりたい」というメッセージをカードに記入し、専用のポストに投函すると、後日アーティスト本人に届けられます。この取り組みにより、一期一会の出会いがその後も続くつながりへと発展する可能性が広がります。
楽器体験など楽しい体験ブース
ステージでのパフォーマンスだけでなく、子ども向けの楽器体験ワークショップなど、様々な体験ブースも設置される予定です。実際に楽器に触れたり、音を出したりする体験を通じて、音楽の楽しさをより身近に感じることができます。
パフォーマンス後のトークセッション
出演アーティストのパフォーマンスの後には、トークセッションの時間も設けられています。アーティスト自身の言葉で語られる思いや経験は、観客にとって新たな気づきや感動をもたらします。このような直接的な交流の場があることも、「ひときわ音楽祭」の大きな特徴です。
イベント参加方法と料金
項目 | 詳細 |
---|---|
開催日 | 2025年5月25日(日) |
開催時間 | 12:00〜20:00(予定) |
会場 | 大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン リボーンステージ |
観覧料 | 無料(万博会場への入場料は別途必要) |
クラウドファンディングによる支援の取り組み
観覧無料を実現するための資金調達方法
「ひときわ音楽祭」は、より多くの人に体験を届けたいという思いから、観覧無料のイベントとして開催されています。その運営費は主にクラウドファンディングと企業からの協賛金でまかなわれています。2025年3月25日から開始されたクラウドファンディングでは、200万円を目標に支援を募集しており、5月31日まで受け付けています。
支援者への特典
クラウドファンディングの支援者には、支援額に応じて様々な特典が用意されています。イベントの記念品やオリジナルグッズ、アーティストとの交流機会など、「ひときわ音楽祭」をより深く体験できる特典が用意されています。
まとめ
「ひときわ音楽祭 in EXPO2025」は、障害の有無や年齢、ジャンルを超えて多様な人々が共に楽しめる音楽フェスです。2025年5月25日、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで開催されるこのイベントは、「ちがいを知り、惹かれ合う」をテーマに、一人ひとりの個性が響き合う場を提供します。観覧は無料ですが、万博会場への入場料は別途必要です。音楽を通じて新たな出会いと発見の場となることでしょう。
クラウドファンディングへの参加はこちらから:https://camp-fire.jp/projects/836824/view