大阪・関西万博の民間パビリオン13館を徹底解剖!予約必須の人気展示と攻略法まとめ

2025年4月13日から10月13日まで開催される大阪・関西万博。いよいよ開幕から数週間が経ち、多くの来場者で賑わっています。中でも注目を集めているのが、企業や団体が独自の視点で未来社会を提案する13の民間パビリオンです。どのパビリオンが予約必須なのか、どうすれば効率よく回れるのか、多くの方が悩んでいることでしょう。
本記事では、大阪・関西万博の民間パビリオン全13館の特徴と見どころを詳しく解説します。予約が必要なパビリオンと不要なパビリオンを明確に分け、混雑状況や予約のコツもお伝えします。これを読めば、限られた時間で最大限に万博を楽しむための計画が立てられるはずです。
大阪・関西万博の民間パビリオン全13館の概要
大阪・関西万博では、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、13の企業・団体が独自の民間パビリオンを出展しています。これらのパビリオンでは、各出展者が工夫を凝らし、個性を活かした展示や演出を行うことで、来場者に未来社会を体験してもらい、感動と共感を与えることを目指しています。
民間パビリオンとは?「いのち輝く未来社会のデザイン」を体現する展示空間
民間パビリオンとは、企業や団体が独自の理念やビジョンに基づいて出展する展示施設です。国や自治体が運営する公式パビリオンとは異なり、それぞれの企業・団体が持つ技術や知見を活かし、万博のテーマに沿った未来社会の姿を提案しています。
大阪・関西万博の民間パビリオンは、東ゲートゾーンと西ゲートゾーンに分かれて配置されています。東ゲートゾーンには「NTT Pavilion “Natural”」や「電力館 可能性のタマゴたち」など、西ゲートゾーンには「PASONA NATUREVERSE」や「よしもと waraii myraii館」などが集まっています。
各パビリオンでは、最先端技術を駆使した体験型の展示や、環境問題・社会課題の解決に向けたビジョンの提示など、様々なアプローチで未来社会を描いています。これらを通じて、来場者は単に見るだけでなく、体験し、考え、共感することができるのです。
13館の民間パビリオン一覧と基本情報
大阪・関西万博の民間パビリオン13館の基本情報を以下の表にまとめました。
パビリオン名 | 出展者 | 場所 | 予約 |
---|---|---|---|
NTT Pavilion “Natural” | 日本電信電話株式会社 | 東ゲートゾーン | 必要 |
電力館 可能性のタマゴたち | 電気事業連合会 | 東ゲートゾーン | 必要 |
住友館 | 住友EXPO2025推進委員会 | 東ゲートゾーン | 必要 |
パナソニックグループパビリオン「ノモの国」 | パナソニックホールディングス株式会社 | 東ゲートゾーン | 必要 |
三菱未来館 | 三菱大阪・関西万博総合委員会 | 東ゲートゾーン | 必要 |
GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION | バンダイナムコホールディングス | 東ゲートゾーン | 必要 |
BLUE OCEAN DOME | 特定非営利活動法人ゼリ・ジャパン | 西ゲートゾーン | 不要 |
ガスパビリオン おばけワンダーランド | 一般社団法人日本ガス協会 | 西ゲートゾーン | 不要 |
TECH WORLD | 玉山デジタルテック株式会社 | 西ゲートゾーン | 不要 |
よしもと waraii myraii館 | 吉本興業ホールディングス株式会社 | 西ゲートゾーン | 不要 |
飯田グループ×大阪公立大学共同出展館 | 飯田グループホールディングス株式会社 | 西ゲートゾーン | 不要 |
ORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」 | 一般社団法人大阪外食産業協会 | 西ゲートゾーン | 不要 |
PASONA NATUREVERSE | 株式会社パソナグループ | 西ゲートゾーン | 不要 |
この表からわかるように、東ゲートゾーンに位置する6つのパビリオンは予約が必要で、西ゲートゾーンの7つのパビリオンは予約不要となっています。それでは、それぞれのパビリオンの特徴と見どころを詳しく見ていきましょう。
予約が必要な民間パビリオン6館を詳しく紹介
東ゲートゾーンに集まる6つの民間パビリオンは、いずれも人気が高く、予約が必要です。それぞれの特徴と見どころを詳しく解説します。
NTT Pavilion “Natural”:次世代通信技術IOWNで未来体験
NTT Pavilion “Natural”は、「生命とITの<あいだ>」をテーマに、次世代通信インフラ”IOWN”(Innovative Optical and Wireless Network)を活用した未来体験を提供しています。
このパビリオンの最大の特徴は、物理的距離や心の壁を超えた自然なコミュニケーションの未来を体験できる点です。空間・感覚の共有体験を通じて、遠くの人やものと繋がる新しいコミュニケーションの形を提案しています。
建築デザインも特徴的で、「拡張するパビリオン」「生きているパビリオン」「一緒につくるパビリオン」「循環するパビリオン」という4つのコンセプトを体現しています。最先端R&D技術を駆使したワクワクする未来体験は、多くの来場者を魅了しています。
予約は開場日の2か月前から可能で、人気が高いため早めの予約をおすすめします。パビリオン内の体験には約40分程度かかるため、スケジュールに余裕を持って訪れるとよいでしょう。
電力館 可能性のタマゴたち:エネルギーの可能性を体感
電気事業連合会が出展する「電力館 可能性のタマゴたち」は、「エネルギーの可能性で未来を切り開き、いのち輝く社会の実現へ」をテーマにしたパビリオンです。
建物自体がタマゴ型のドーム形状で、表面にはボロノイ構造を採用した独特のデザインが特徴です。東ゲートからすぐの好立地にあり、万博会場に入って最初に目を引く建物となっています。
来場者は首にかけるタマゴ型デバイスを通じて展示と連動した体験ができます。エネルギーのたくさんの”可能性のタマゴ”と、それらが集まることで開かれる未来を体感することができ、共にいのち輝く未来へ進んでいくきっかけとなる展示が用意されています。
予約は必須で、特に午前中の時間帯は混雑が予想されます。所要時間は約30分程度ですが、入場待ちの時間も考慮して計画を立てるとよいでしょう。
住友館:森の価値を伝える持続可能な木造建築
住友EXPO2025推進委員会が出展する「住友館」は、「UNKNOWN FOREST 誰も知らない、いのちの物語」をテーマに、森の価値を伝えるパビリオンです。
建築デザインは四国”別子の嶺”から着想を得た山々が連続するシルエットが特徴で、”住友の森”の木材を全面的に活用したサステナブルな建築となっています。リアルとデジタルを駆使した森での体験を通じて、森の持つ多様な価値や可能性を伝えています。
パビリオン内では、森での体験を通じて未来をつくる子どもたちとすべての人に、ここにしかない森での体験を提供します。また、住友グループが全国に保有する森の木材を全面的に活用するなど、サステナビリティを意識した取り組みも見どころの一つです。
予約は開場日の2か月前から可能で、特に週末は混雑が予想されます。所要時間は約35分程度ですが、展示を十分に楽しむためには時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
パナソニックグループパビリオン「ノモの国」:こころとからだを解き放つ体験
パナソニックホールディングス株式会社が出展する「ノモの国」は、”解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。”をコンセプトとした体験型パビリオンです。
建物はシャボン玉が集まったような有機的なデザインが特徴的で、使用済み家電のリサイクル材料や工場端材を活用したサステナブル建築となっています。
パビリオン内は、感性の刺激で想像する力が解き放たれる「Unlock体験エリア」と、未来社会のアイデアを具現化した展示エリア「大地」で構成されています。五感を刺激するイマーシブな空間を通じて、α世代の子どもたちに自身の秘められた可能性「天分」に気付き、未来社会に向けて希望を抱いてもらえるような体験を提供しています。
予約は必須で、特に午後の時間帯は混雑が予想されます。所要時間は約40分程度ですが、入場待ちの時間も考慮して計画を立てるとよいでしょう。
三菱未来館:いのち輝く地球を未来につなぐ映像体験
三菱大阪・関西万博総合委員会が出展する「三菱未来館」は、「いのち輝く地球を未来に繋ぐ」を基本コンセプトにしたパビリオンです。
このパビリオンの最大の特徴は、どの座席からもリアルな没入感を楽しめる映像体験を提供している点です。「いのちの始まり、いのちの未来」「いのちの尊さ」「いのちの出会いと共に生きる奇跡」といった様々な思いや不思議を共有し、来館者一人ひとりに、いのちと未来を想像する時間と空間を体験できます。
1日7000人ほどしか体験できないため、事前予約が必須となっています。また、スタッフのユニフォームも「深海から宇宙へ」をテーマにデザインされ、使用後にエコバッグにリメイク可能という環境に配慮した取り組みも行われています。
予約は開場日の2か月前から可能で、特に週末や祝日は早めに予約が埋まる傾向にあります。所要時間は約30分程度ですが、入場待ちの時間も考慮して計画を立てるとよいでしょう。
GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION:実物大ガンダム像と未来技術の融合
株式会社バンダイナムコホールディングスが出展する「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」は、「機動戦士ガンダム」をテーマにしたパビリオンです。
このパビリオンの最大の見どころは、高さ約17mの実物大ガンダム像です。片膝を立てて、宇宙と未来に向けて手を差し伸ばした新たな姿で登場し、多くの来場者を魅了しています。
パビリオン内では、ガンダムシリーズの未来を体感できる展示や、新作アニメ『機動戦士Gundam』に関する展示も実施されています。また、未来社会の課題解決に向けた実証実験や、人と人のつながりによる「共創」の実現、リアルとヴァーチャルの連動した未来体験を通じて、ガンダムが示す可能性を感じることができます。
予約は必須で、開場前から人気が高く、特に週末は早めに予約が埋まる傾向にあります。所要時間は約45分程度ですが、実物大ガンダム像の撮影なども考慮すると、さらに時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
予約不要で楽しめる民間パビリオン7館
西ゲートゾーンに集まる7つの民間パビリオンは、予約不要で楽しむことができます。それぞれの特徴と見どころを詳しく解説します。
BLUE OCEAN DOME:海の蘇生をテーマにした体験型展示
特定非営利活動法人ゼリ・ジャパンが出展する「BLUE OCEAN DOME」は、「海の蘇生」をテーマに海洋資源の持続的活用や海洋プラスチック問題への意識を高めるパビリオンです。
このパビリオンは3つのドームに分かれ、「循環」「海洋」「叡智」をテーマとした展示が行われています。超撥水のメカニズムを活用した禊の空間や高精細な球体LEDによる映像体験など、今までにない体験を提供しています。
建築設計は2014年に建築分野の国際的な賞であるプリツカー賞を受賞している坂茂氏、展示コンテンツは株式会社日本デザインセンターの原研哉氏・原デザイン研究所が担当しており、デザイン面でも注目を集めています。
予約は不要ですが、混雑時には入場制限がある可能性があります。所要時間は約30分程度ですが、展示を十分に楽しむためには時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
ガスパビリオン おばけワンダーランド:未来感あふれる空間で環境技術を体感
一般社団法人日本ガス協会が出展する「ガスパビリオン おばけワンダーランド」は、「化けろ、未来!」をコンセプトにした未来感あふれる展示空間です。
建築デザインは高さ約18mの三角形断面で鏡面の膜材を使用した特徴的なものとなっています。また、「SPACECOOL」という放射冷却素材を採用し、環境に配慮した快適空間を実現しています。
パビリオン内ではXRゴーグルをつけて楽しむテーマパークのようなエンターテインメント体験ができます。「おばけ」たちと一緒に、未来に向けて「化ける」、ドキドキ・ワクワク体験を通じて、カーボンニュートラル社会の実現に向けた、意識や行動を変える(化ける)ことの大切さを学ぶことができます。
予約は不要ですが、人気が高いため、開場直後や夕方以降の比較的空いている時間帯に訪れるとスムーズに入場できるでしょう。所要時間は約25分程度です。
TECH WORLD:台湾発のデジタル技術で五感を刺激
玉山デジタルテック株式会社が出展する「TECH WORLD」は、台湾発のデジタル技術を活かした体験型パビリオンです。最新のデジタル技術を活用し、五感を刺激する未来体験を提供しています。
このパビリオンでは、台湾の伝統文化とテクノロジーの融合を通じて、新しい価値観や可能性を提案しています。インタラクティブな展示や没入型の映像体験など、来場者が能動的に参加できるコンテンツが充実しています。
予約は不要で、いつでも気軽に訪れることができます。ただし、人気が高まれば入場制限がかかる可能性もあるため、比較的空いている午前中や平日の訪問がおすすめです。所要時間は約25分程度ですが、展示を十分に楽しむためには時間に余裕を持って訪れるとよいでしょう。
よしもと waraii myraii館:笑いで世界をつなぐエンターテイメント
吉本興業ホールディングス株式会社が出展する「よしもと waraii myraii館」は、「笑いで世界をつなぐ」をコンセプトにしたエンターテイメント型パビリオンです。
このパビリオンでは、笑いを通じて未来社会の可能性を提示しています。最新技術を駆使したライブパフォーマンスや、インタラクティブな展示など、エンターテイメントと技術の融合による新しい体験を提供しています。
特に注目すべきは、AIやVR技術を活用した次世代のお笑いコンテンツです。言語や文化の壁を超えて、世界中の人々が共に笑い、共感できる場を創出しています。
予約は不要ですが、人気お笑い芸人のライブイベントなどの特別プログラムが開催される場合は、事前に公式サイトで確認することをおすすめします。所要時間は約30分程度ですが、イベント内容によって変動する場合があります。
飯田グループ×大阪公立大学共同出展館:ウェルネスと人工光合成技術の未来
飯田グループホールディングス株式会社と大阪公立大学による共同出展館は、産学連携による未来の住まいや暮らしの提案を行うパビリオンです。
このパビリオンでは、持続可能な社会に向けた住環境の展示や、大阪公立大学が研究を進める人工光合成技術の紹介など、未来の暮らしを支える技術やアイデアが紹介されています。特に、健康で豊かな生活を実現するウェルネス住宅の提案や、二酸化炭素を資源として活用する技術の展示は、持続可能な社会づくりに向けた取り組みとして注目されています。
予約は不要で、自由に見学することができます。所要時間は約20分程度ですが、詳しく展示を見たい方は時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
ORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」:日本の食文化を体験
一般社団法人大阪外食産業協会が出展する「ORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」」は、日本の食文化を体験できるパビリオンです。
このパビリオンでは、大阪を中心とした関西の食文化や、未来の外食産業の姿を提示しています。伝統的な日本料理から最新のフードテックを活用した未来の食まで、幅広い食の世界を体験することができます。
特に注目すべきは、AIやロボット技術を活用した次世代の飲食サービスの展示です。人手不足や食品ロスなど、外食産業が抱える課題を解決するための取り組みも紹介されています。
予約は不要で、自由に見学することができます。ただし、飲食を伴うイベントや体験プログラムは別途予約が必要な場合があります。所要時間は約30分程度ですが、飲食を楽しむ場合はさらに時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
PASONA NATUREVERSE:自然と共生する未来の働き方を提案
株式会社パソナグループが出展する「PASONA NATUREVERSE」は、自然と共生する未来の働き方や生き方を提案するパビリオンです。
このパビリオンでは、持続可能な社会づくりに向けた展示や、自然と調和した新しい働き方のモデルが紹介されています。特に、農業と最新テクノロジーを融合した「アグリテック」の展示や、地方創生に関する取り組みは、未来の社会のあり方を考えるきっかけとなるでしょう。
建築デザインも特徴的で、自然素材を活用した環境に優しい構造となっています。館内では実際に植物が育てられており、自然と共生する空間づくりを体感することができます。
予約は不要で、自由に見学することができます。所要時間は約25分程度ですが、体験型の展示も多いため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
民間パビリオンの予約方法と攻略ガイド
大阪・関西万博の民間パビリオンを効率よく回るためには、予約システムを理解し、適切な計画を立てることが重要です。ここでは、予約方法と攻略のポイントを詳しく解説します。
予約システムの仕組み:2か月前抽選・7日前抽選・空き枠予約・当日登録
大阪・関西万博では、パビリオン・イベントの予約に4つの機会が設けられています。
まず、「2か月前抽選」は、来場日の3か月前から2か月前の前日までが申込期間で、2か月前から順次当選通知が届きます。次に、「7日前抽選」は、来場日の1か月前から8日前までが申込期間で、7日前から順次当選通知が届きます。
これらの抽選に落選した場合や、追加で予約したい場合は、「空き枠予約」を利用することができます。これは来場日の3日前から前日の午前9時までの期間で、先着順に予約を受け付けるシステムです。
さらに、当日は「当日登録」が可能で、会場入場10分後から登録できます。当日登録枠で予約したパビリオン・イベントを観覧した後、次の枠を予約することができる仕組みになっています。
これらの予約は、大阪・関西万博の公式アプリまたは公式ウェブサイトから行うことができます。予約にはあらかじめ「万博ID」の登録が必要となりますので、事前に準備しておくとスムーズです。
予約方法 | 申込期間 | 特徴 |
---|---|---|
2か月前抽選 | 来場日の3か月前~2か月前の前日 | 第5希望まで入力可能 |
7日前抽選 | 来場日の1か月前~8日前 | 第5希望まで入力可能 |
空き枠予約 | 来場日の3日前~前日午前9時 | 先着順、1枠予約可能 |
当日登録 | 会場入場10分後~ | 1枠消化後に次の枠を予約可能 |
なお、団体で訪れる場合は、開幕6か月前(2024年10月13日)から旅行会社経由で団体予約の受付が始まっています。団体予約をした場合でも、3日前からの空き枠先着予約や当日予約は可能です。
混雑予想カレンダーと効率的な回り方
大阪・関西万博の混雑状況は、曜日や時期によって大きく異なります。一般的に、週末や祝日、ゴールデンウィークやお盆などの長期休暇期間は特に混雑が予想されます。
効率的に回るためには、混雑が予想される日を避け、比較的空いている平日を選ぶことがおすすめです。また、開場直後や夕方以降は比較的空いている傾向にあるため、これらの時間帯を狙うのも良いでしょう。
予約が必要なパビリオンと不要なパビリオンをバランスよく組み合わせることも重要です。例えば、午前中に予約が必要なパビリオンを回り、午後は予約不要のパビリオンを自由に見学するという計画が考えられます。
また、会場は東ゲートゾーンと西ゲートゾーンに分かれているため、同じゾーン内のパビリオンをまとめて回ることで移動時間を短縮できます。例えば、東ゲートから入場する場合は、まず東ゲートゾーンの予約が必要なパビリオンを回り、その後西ゲートゾーンの予約不要パビリオンを見学するという流れが効率的です。
民間パビリオンの見どころを最大限楽しむコツ
大阪・関西万博の民間パビリオンを最大限楽しむためのコツをご紹介します。
時間帯別の混雑状況と狙い目の時間
民間パビリオンの混雑状況は時間帯によって変化します。一般的に、午前10時から午後2時頃までが最も混雑する時間帯です。特に、開場から2~3時間後は多くの来場者が入場し、パビリオンも混み合います。
狙い目の時間帯は、開場直後の午前9時台と、夕方以降の午後4時以降です。開場直後は比較的空いていることが多く、スムーズに入場できる可能性が高いです。また、夕方以降は多くの来場者が帰り始めるため、パビリオンの混雑も緩和される傾向にあります。
特に予約不要のパビリオンは、これらの時間帯を狙って訪れることで、待ち時間を短縮できるでしょう。予約が必要なパビリオンについても、空き枠予約や当日登録を利用する場合は、これらの時間帯を選ぶと良いでしょう。
パビリオン間の移動を効率よく計画するポイント
大阪・関西万博の会場は広大で、パビリオン間の移動にも時間がかかります。効率よく回るためには、移動を最小限に抑える計画が重要です。
まず、会場マップを事前に確認し、訪れたいパビリオンの位置を把握しておきましょう。東ゲートゾーンと西ゲートゾーンの間の移動には時間がかかるため、同じゾーン内のパビリオンをまとめて回ることをおすすめします。
また、会場内には移動支援施設として、「EXPO GLIDEウォーキングムーバー」や「EXPO RIDEモビリティ」などが設置されています。これらを活用することで、効率よく移動することができます。特に、足の負担を軽減したい方や、時間を節約したい方には便利です。
予約が必要なパビリオンについては、予約時間に合わせて移動計画を立てることが重要です。予約時間の30分前から30分後までの間に入場する必要があるため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
さらに、食事の時間も考慮に入れることが大切です。ランチタイムは飲食施設が混雑するため、少し早めや遅めの時間帯に食事を取ることで、待ち時間を短縮できます。また、「ORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」」などの飲食関連のパビリオンを食事時間に合わせて訪れるのも良いでしょう。
まとめ:大阪・関西万博の民間パビリオンを楽しもう
大阪・関西万博の民間パビリオン13館は、それぞれが独自の視点で未来社会を提案する魅力的な展示空間です。予約が必要な6館と予約不要の7館に分かれていますが、いずれも「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマに沿った体験を提供しています。
効率よく回るためには、予約システムを理解し、混雑状況を考慮した計画を立てることが重要です。2か月前抽選、7日前抽選、空き枠予約、当日登録という4つの予約機会を活用し、時間帯や移動経路を工夫することで、限られた時間でも多くのパビリオンを楽しむことができるでしょう。
大阪・関西万博は2025年10月13日まで開催されます。この記事を参考に、ぜひ民間パビリオンの魅力を存分に体験してください。