大阪・関西万博 絶対に食べたいグルメまとめ!会場で味わう未来の味と伝統の味

2025年4月13日に開幕する大阪・関西万博。パビリオンや最先端技術の展示も楽しみですが、実は食事も大きな魅力の一つです。「ラーメン2,000円って高すぎない?」「会場のどこで何が食べられるの?」といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。
この記事では、万博会場内で楽しめるグルメの全体像から、エリア別の注目店舗、価格帯、特別メニューまで詳しくご紹介します。会場は広大なので、効率よく回るためにも、どこで何が食べられるのかを事前に知っておくと便利です。
会場内には約100店舗(国内70店舗、期間限定含む)の飲食店が出店予定。フードコートからレストラン、カフェまで様々なスタイルで楽しめます。それでは、万博グルメの世界へご案内しましょう。
万博グルメの全体像
大阪・関西万博の食のテーマは「世界と未来を巡るグルメの旅」。会場内には約100店舗の飲食店が出店し、日本食はもちろん、世界各国の料理も楽しめます。
会場内の飲食店分布と特徴
飲食店は会場内の複数のエリアに分散しており、それぞれ特色があります。主なエリアは以下の通りです。
- サスティナブルフードコート 大阪のれんめぐり~食と祭EXPO~(リングサイドマーケットプレイス西)
- リングサイドマーケットプレイス東・西
- ウォータープラザマーケットプレイス東・西
- 風の広場マーケットプレイス
- EXPO ナショナルデーホール ラウンジ&ダイニング
各エリアには、大阪の老舗店から世界各国の料理店、未来食を提案する店舗まで、バラエティ豊かな飲食店が集まっています。
キャッシュレス決済対応について
万博会場内の全ての飲食店や自動販売機では、キャッシュレス決済のみの対応となっています。現金は使えませんので、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などの準備をしておきましょう。
スマートフォンでの電子決済や交通系ICカードが利用できるため、事前に決済方法を確認しておくと安心です。
主要グルメエリアと注目店舗
万博会場内には複数のグルメエリアがあります。それぞれのエリアの特徴と注目の店舗をご紹介します。
サスティナブルフードコート 大阪のれんめぐり~食と祭EXPO~
このエリアは、大阪の老舗・名店が集まる最大規模の飲食エリアです。約1,000席を確保予定で、大阪グルメを存分に楽しめます。
大阪の食文化を代表する13店舗が出店し、たこ焼き、串焼き、ねぎ焼きなどの大阪グルメから、ラーメン、寿司まで幅広く味わえます。
出店店舗の一部をご紹介します。
- たこ焼き:たこ家道頓堀くくる
- ポテトスイーツ:ラポッポファーム
- タイ料理:クルンテープ
- 串カツ:大阪新世界元祖串かつだるま
- 焼肉:黒毛和牛一頭買い焼肉道頓堀みつる
- とんかつ:とんかつ牛かつCREO-RU
- ラーメン:道頓堀かむくら
- ねぎ焼き:ねぎ焼やまもと
- 鉄板焼き:道頓堀鉄板ステーキ豊島家
- 炒飯・餃子:大阪王将
- 寿司:大起水産回転寿司
大阪の【老舗・伝統・ほんまもん】の味を世界に発信する食のシンボル的存在です。
リングサイドマーケットプレイス西
「サスティナブルフードコート」と同じ建物内にあり、万博で最大の飲食店エリアです。多彩な料理を楽しめる店舗が集まっています。
注目の店舗をいくつかご紹介します。
河童ラーメン本舗大阪・関西万博店
背あぶら系とんこつ醤油ラーメンを提供する専門店です。スープも麺もすべて自家製にこだわっており、大阪・奈良・兵庫に計26店舗を展開するチェーン店です。ヴィーガンメニューも開発中とのことで、多様な食のニーズに対応しています。
座席数は約80席。福引抽選会も実施されるそうで、特製カップラーメンや万博限定グッズが当たるかもしれません。
K-Restaurant&Café
韓国軽食料理とカフェ&話題の進化した伝統K-スウィーツを楽しめるお店です。座席数は130席以上あり、本格的な韓国料理を味わえます。
魯園菜館大阪・関西万博店
中国四大料理系の山東料理を基本とした中国料理店です。地道ながら本格派で、お昼の定食も、夜の料理も手頃な価格で中国料理が味わえます。
つくもうどんEXPRESS 大阪・関西万博店
長崎県産と瀬戸内海産のいりこに北海道産利尻昆布を加えた、濃厚いりこダシが自慢のうどん店です。のどごしの良い麺と、甘辛く煮込んだ肉うどんや生姜香るとり天うどん、かき氷をのせた涼しいうどんなどを提供しています。炊き立て銀シャリの天丼もあります。
リングサイドマーケットプレイス東
リングサイドマーケットプレイス東には、多様な食のニーズに対応した店舗が集まっています。
インドカレーの店
座席数約60席のカレー店で、無添加・アレルゲン・動物福祉に配慮したカレーを提供しています。
大阪ハラルムガルEXPO2025店
座席数約70席のフードダイバーシティ型ファーストフード店です。多彩なハラル・ヴィーガンメニューを取り揃えており、宗教や食の好みに関わらず楽しめる店舗となっています。
風の広場マーケットプレイス
風の広場には、くら寿司の大型店舗をはじめ、2店舗の飲食店が出店予定です。約500席が用意される予定です。
ウォータープラザマーケットプレイス
ウォータープラザマーケットプレイスには東西に分かれて飲食店が出店予定です。ウォータープラザマーケットプレイス東には1店舗の飲食店が出店し、約500席が用意される予定です。
高級レストランとカジュアルダイニング
万博会場内には、高級レストランからカジュアルなダイニングまで、様々なタイプの飲食店があります。ここでは特に注目の店舗をご紹介します。
EXPO ナショナルデーホール ラウンジ&ダイニング
「さわやかな風のダイニング」をデザインコンセプトに、高さ9mの開放的な空間から大阪湾を一望できる絶景レストランです。客席数は260席、店舗面積は984.9㎡と広々としています。
3つのエリアに分かれており、それぞれ特色があります。
- 関西の厳選食材と世界の料理を楽しめる「ダイニングエリア」
- 寿司や鉄板焼きを目の前で味わえる「カウンターエリア」
- 接待や会食に最適な「レセプションルーム」(7つの個室)
ハラールやビーガン向けメニューも提供しており、遠隔操作が可能な分身ロボット「OriHime」も導入されています。
営業時間は10:00~21:00で、EXPO ナショナルデーホール「レイガーデン」内に位置しています。
くら寿司 大阪・関西万博店
くら寿司は、大阪・関西万博に同社史上最大規模の店舗を出店します。座席数は338席で、約135mの回転ベルトを設置するという壮大なスケールです。
世界70カ国のサイドメニューも食べられるのが特徴で、タイの焼き鳥「ガイヤーン」など、世界各国の代表的な料理が回転レーンを回ります。
店舗の壁には巨大な抗菌寿司カバー「鮮度くん」とマグロが描かれており、記念写真スポットとしても人気になりそうです。
風の広場に位置し、「未来の都市」パビリオンの目の前にあります。小学生・中学生の子供と一緒に未来を考える展示を見てから寿司を食べるのもいいかもしれません。また、EXPOアリーナ「Matsuri」に行く際にもとても便利な立地です。
スシロー未来型万博店
スシローも万博に出店予定で、「回転寿司から継続寿司へ:2050年の未来の寿司店」というコンセプトの「スシロー未来型万博店」を開店します。
陸上養殖や完全養殖などの高度な技術で育てられた魚を使用した「明日の魚シリーズ」約10種類のメニューが提供される予定です。
「陸上養殖イソマモリウニ包み」は、通常のウニと同じくらい美味しく、口の中でとろけるそうです。また、「陸上養殖しめさば」も養殖とは思えないほど美味しいとのことで、ぜひ試してみる価値がありそうです。
話題の万博限定メニュー
万博会場では、ここでしか味わえない限定メニューが多数登場します。特に注目のメニューをご紹介します。
究極のえきそば(神戸牛入り)
まねき食品が提供する「究極のえきそば」は、神戸牛やホタテ、ハマグリのだしを使った豪華仕様のえきそばです。輪島塗の器に盛りつけられ、価格は3,850円(税込)と高級ですが、特別な体験として人気を集めそうです。
世界各国のサイドメニュー
くら寿司では、世界約70カ国・地域の代表的な料理を再現したサイドメニューが提供されます。試食会では、フィジー共和国の郷土料理「ココダ」が提供され、白身魚にココナッツクリームの甘みと濃厚さが加わった絶妙な味わいだったそうです。
大阪の名物料理の万博バージョン
大阪のソウルフードである「粉もん」の代表的な料理、名物イカ焼きをオマージュしたピッツァなど、大阪の名物料理をアレンジした特別メニューも登場します。大阪産釜揚げしらす、京丹波高原豚や九条ねぎ、神戸牛、近江牛など関西の「うまいもん」を使ったメニューも楽しめます。
価格帯から選ぶグルメガイド
万博会場内の飲食店は様々な価格帯で展開されています。予算に合わせて選べるよう、価格帯別にご紹介します。
リーズナブルに楽しめる1,000円以下のメニュー
予算を抑えて楽しみたい方には、1,000円以下で楽しめるメニューもあります。天丼やうどんなどの定番メニューは比較的リーズナブルな価格設定です。
また、会場内にはローソン、ファミリーマート、セブンイレブンなどのコンビニも出店予定で、おにぎりや飲み物などは通常価格で購入できます。
特別な体験ができる高級メニュー
特別な体験を求める方には、高級メニューもおすすめです。前述の「究極のえきそば(神戸牛入り)」(3,850円・税込)や、GF RAMEN LABのグルテンフリーラーメン(2,000円前後・予想)など、こだわりの食材や調理法を楽しめるメニューがあります。
サンドイッチ系のメニューも1,000円以上のものが多く、テーマパークや大型イベントに近い価格帯となっています。
ファミリー向けお得セット
ファミリーで訪れる方には、お得なセットメニューもあるかもしれません。具体的な情報はまだ公開されていませんが、家族連れでも楽しめるメニュー構成が期待されます。
また、お弁当の持ち込みも可能なので、予算を抑えたい家族連れにはそちらもおすすめです。
世界の味を楽しむ国際パビリオングルメ
万博会場では、世界各国のパビリオンでその国の料理を楽しむこともできます。ここでは、特に注目の国際料理をご紹介します。
アジア各国の本格料理
アジア各国の本格料理を楽しめる店舗が多数出店予定です。
K-Restaurant&Caféでは韓国の軽食料理やスイーツを楽しめます。
景福宮では、韓国の冷麺名人が監修する本格的な韓国冷麺が味わえます。
SAIGON屋台では、ベトナム料理を楽しめます。
魯園菜館では、中国の山東料理を基本とした本格中国料理が味わえます。
ヨーロッパの伝統料理
ヨーロッパの伝統料理も楽しめます。
SOFRA by Mrs. Istanbulでは、本格的なトルコ料理を提供します。
MARE by Mrs. Istanbulも、トルコの風味を味わえるレストランです。
北欧パビリオンでは、ムーミンのアイスクリームも提供される予定です。
中東・アフリカの珍しい味
中東やアフリカの珍しい料理も楽しめる予定です。具体的な店舗情報はまだ公開されていませんが、多様な食文化を体験できる機会となりそうです。
多様な食のニーズに対応
万博会場では、様々な食のニーズに対応したメニューが提供されます。
ハラール対応メニュー
イスラム教徒の方も安心して食事ができるよう、ハラール対応メニューを提供する店舗があります。
大阪ハラルムガルEXPO2025店では、多彩なハラールメニューを取り揃えています。
EXPO ナショナルデーホール ラウンジ&ダイニングでも、ハラール対応メニューが提供される予定です。
ベジタリアン・ビーガン向け料理
植物性食品のみを摂取するベジタリアンやビーガンの方向けのメニューも充実しています。
河童ラーメン本舗では、ヴィーガンメニューを開発中とのことです。
大阪ハラルムガルEXPO2025店でも、ヴィーガンメニューが提供されます。宗教や食の好みに関わらず楽しめる多様性に配慮した店舗となっています。
EXPO ナショナルデーホール ラウンジ&ダイニングでも、ベジタリアンやビーガン向けのメニューが用意される予定です。
グルテンフリーオプション
小麦アレルギーの方やグルテンフリー食を選択している方向けのメニューも用意されています。
GF RAMEN LABでは、グルテンフリーのラーメンが提供される予定です。通常のラーメンと変わらない美味しさを追求しており、グルテンフリー食を必要とする方にとって貴重な選択肢となりそうです。
お弁当・テイクアウトの選択肢
万博会場内では、レストランでの食事だけでなく、お弁当やテイクアウトの選択肢も豊富です。移動しながら食べたい方や、混雑を避けたい方におすすめです。
ほっかほっか亭 MADE by HURXLEY
ほっかほっか亭では、万博限定のお弁当が提供される予定です。地元大阪の食材を使ったメニューや、健康に配慮したお弁当など、バラエティ豊かな選択肢があります。
テイクアウトして、会場内の休憩スペースでゆっくり食べることもできます。
コンビニ各社の万博限定商品
会場内には、ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンなどのコンビニも出店予定です。各社とも万博限定の商品を開発しており、手軽に食事を済ませたい方には便利です。
ローソンカフェ大阪・関西万博店では、通常のコンビニ商品に加えて、カフェメニューも提供される予定です。
お弁当持ち込みのポイント
万博会場内には、お弁当の持ち込みも可能です。特に家族連れの方は、予算を抑えるためにもお弁当の持ち込みを検討してみるといいでしょう。
ただし、会場内は広いので、保冷バッグなどを用意して食品の安全に気をつけることが大切です。また、ゴミは持ち帰るか、指定のゴミ箱に分別して捨てるようにしましょう。
万博グルメを楽しむコツ
広大な万博会場で効率よくグルメを楽しむためのコツをご紹介します。
混雑を避ける時間帯
万博会場内の飲食店は、特にランチタイム(11:30~13:30頃)と夕食時間帯(17:30~19:30頃)に混雑が予想されます。
混雑を避けたい場合は、少し早めの11:00頃や、遅めの14:00頃に食事をするのがおすすめです。また、夕方は16:00頃から食事をすると比較的空いていることが多いでしょう。
パビリオン見学と食事の効率的な回り方
万博会場は広大なので、パビリオン見学と食事の計画を事前に立てておくと効率的です。
例えば、午前中に西ゲート周辺のパビリオンを見学し、昼食はリングサイドマーケットプレイス西で取る。午後は中央エリアのパビリオンを見学し、夕食はウォータープラザマーケットプレイスで取るといった具合に、移動距離を考慮した計画を立てるといいでしょう。
EXPO2025 Visitorsアプリの地図では飲食店は表示されないので、事前に飲食店の場所を確認しておくことをおすすめします。
予算別おすすめプラン
予算に応じたおすすめの食事プランをご紹介します。
リーズナブルプラン(1人3,000円以下)
表:リーズナブルプランの食事例
時間帯 | 食事場所 | 予算目安 |
---|---|---|
朝食 | 持参のおにぎりや軽食 | 0円 |
昼食 | コンビニのお弁当やサンドイッチ | 500~800円 |
おやつ | たこ家道頓堀くくるのたこ焼き | 600円程度 |
夕食 | つくもうどんEXPRESSの肉うどん | 900円程度 |
スタンダードプラン(1人5,000円程度)
表:スタンダードプランの食事例
時間帯 | 食事場所 | 予算目安 |
---|---|---|
朝食 | ローソンカフェのモーニングセット | 500円程度 |
昼食 | 河童ラーメン本舗のラーメンセット | 1,500円程度 |
おやつ | らぽっぽファームのいもスイーツ | 500円程度 |
夕食 | くら寿司の寿司と世界のサイドメニュー | 2,500円程度 |
スペシャルプラン(1人10,000円以上)
表:スペシャルプランの食事例
時間帯 | 食事場所 | 予算目安 |
---|---|---|
朝食 | THEO’S CAFÉの朝食セット | 1,500円程度 |
昼食 | まねき食品の「究極のえきそば(神戸牛入り)」 | 3,850円 |
おやつ | ムーミンのアイスクリーム | 650円程度 |
夕食 | EXPO ナショナルデーホール ラウンジ&ダイニングのコース料理 | 5,000円以上 |
まとめ
大阪・関西万博のグルメは、大阪の伝統料理から世界各国の本格料理、未来食まで多彩な食体験ができる魅力に溢れています。会場内の主要グルメエリアには、サスティナブルフードコート、リングサイドマーケットプレイス、くら寿司などがあり、様々な価格帯で楽しめます。ハラール、ベジタリアン、グルテンフリーなど多様な食のニーズにも対応しており、誰もが楽しめる食の祭典となっています。効率的に回るためには、事前に飲食店の場所を確認し、パビリオン見学と食事の計画を立てておくことをおすすめします。