【実録】自動売買だけで生活できる?リアルユーザーの1ヶ月運用記録

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FX自動売買で生活することは可能なのでしょうか?この記事では、実際に自動売買を1ヶ月間運用した記録をもとに、その可能性と現実を探ります。自動売買は感情に左右されない取引ができる一方で、安定した収入を得るためにはいくつかの条件があります。これから自動売買を始めようと考えている方や、すでに始めているけれどもっと効率的に運用したいと考えている方に、リアルな体験をお伝えします。初心者の方にもわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

自動売買とは何か?初心者にもわかる基本の仕組み

自動売買は、その名の通り人間の手を介さずにコンピューターが自動的に売買を行うシステムです。FXの世界では特に注目されており、多くの投資家が活用しています。

自動売買の定義と特徴

自動売買とは、あらかじめ設定したルールに基づいて、コンピューターが自動的に取引を行うシステムのことです。例えば「ドル円が110円を超えたら買い、108円を下回ったら売る」といった条件を設定しておくと、その条件が満たされた時点で自動的に注文が出されます。

自動売買の最大の特徴は、人間の感情が入らないことです。投資において感情は大敵と言われており、恐怖や欲に左右されずに冷静な判断ができることが大きな利点です。実際に多くの投資家が「感情に左右されず機械的に取引できるようになって、大きな損失を出さなくなった」と報告しています。

手動取引との違い

手動取引では、チャートを見ながら自分で判断して売買のタイミングを決めます。一方、自動売買ではシステムが24時間市場を監視し、設定した条件に合致すると自動的に売買を行います。

手動取引の場合、相場を常に監視する必要があり、時間的な拘束が大きいのが難点です。また、判断に迷ったり感情が入ったりすることで、本来の戦略から外れてしまうこともあります。自動売買ではこれらの問題が解消され、忙しい人でも副業として取り組みやすいというメリットがあります。

自動売買に必要な初期費用

自動売買を始めるには、いくつかの初期費用が必要です。まず、FX口座の開設と証拠金の準備が必要です。証拠金の額は取引する通貨ペアやロット数によって変わりますが、最低でも数万円から数十万円程度は用意しておくと良いでしょう。

また、自動売買システムの利用料も考慮する必要があります。無料のものから月額数千円、高機能なものだと数万円するものまであります。さらに、自動売買を行うためのパソコンやインターネット環境も必要です。特に24時間稼働させる場合は、安定した電源とネット環境が欠かせません。

自動売買で生活するために必要な資金はいくら?

自動売買だけで生活するためには、どれくらいの資金が必要なのでしょうか。これは多くの人が気になる点ですが、生活費や目標収入によって大きく変わってきます。

最低限必要な元手の目安

自動売買で安定した収入を得るためには、ある程度まとまった元手が必要です。一般的に言われているのは、「月々の生活費の10倍程度」という目安です。例えば、月に20万円の生活費が必要な場合、約2,000万円の資金が理想とされています。

もちろん、これはあくまで目安であり、自動売買システムの性能や相場環境によって変わります。しかし、少なくとも数百万円程度の資金がないと、安定して生活費を稼ぐのは難しいと考えておくべきでしょう。

月収10万円を目指すための必要資金

月に10万円の収入を自動売買で得るためには、どれくらいの資金が必要でしょうか。一般的なFX自動売買の月利は1〜3%程度と言われています。月利2%を基準に考えると、10万円を稼ぐためには約500万円の資金が必要になります。

ただし、これは理想的な状況での計算です。実際には相場環境によって収益は変動しますし、数ヶ月連続でマイナスになることもあります。そのため、余裕を持った資金計画が重要です。

月収30万円を目指すための必要資金

より高い収入、例えば月収30万円を目指す場合はどうでしょうか。同じく月利2%を想定すると、約1,500万円の資金が必要になります。これだけの資金があれば、平均的な会社員の給料に相当する収入を自動売買から得られる可能性があります。

しかし、ここでも注意が必要です。資金が大きくなればリスクも比例して大きくなります。万が一の大きな損失に備えて、リスク管理はより慎重に行う必要があります。また、税金や手数料なども考慮すると、実際の手取り額はさらに少なくなることも忘れてはいけません。

実際の1ヶ月運用記録を公開

ここからは、実際に自動売買を1ヶ月間運用した記録を詳しく見ていきましょう。どのような設定で始め、どのような結果が得られたのか、リアルな数字で確認していきます。

運用開始時の資金と設定

運用を始めるにあたり、元手として50万円を用意しました。通貨ペアは値動きが比較的安定している豪ドル/NZドルを選び、取引数量は初めは0.1ロット(1,000通貨)と小さめに設定しました。

自動売買システムは、スイングトレード向けのものを選択し、1日1回、夜8時頃に売買判断を行うように設定しました。これは短期的な値動きに振り回されず、中長期的なトレンドを捉えるための戦略です。また、最大ポジション数は3つまでと制限し、リスク管理にも配慮しました。

1週目の運用結果

運用1週目は、市場が比較的落ち着いていたこともあり、新規約定は1回のみでした。この取引はまだ決済されず、小さな含み益を抱えている状態でした。実質的な利益はまだ0円です。

この時点では、システムの動作確認や市場の様子見が主な目的だったため、取引量を抑えていました。また、自動売買システムに慣れるため、頻繁にチャートをチェックし、システムがどのような判断をするのかを観察していました。

2週目の運用結果

2週目になると、新規約定が2回、決済約定が1回ありました。決済された取引は利益が出て、確定損益は約2,400円となりました。勝率は100%でした。

この結果を見て、システムの信頼性が確認できたため、取引数量を0.3ロット(3,000通貨)に増やしました。スワップポイントはわずかなマイナスでしたが、トータルではプラスで終えることができました。

3週目の運用結果

3週目は新規約定が3回、決済約定が1回ありました。確定損益は約3,500円で、引き続き勝率100%を維持しています。

この頃には自動売買システムの動きにも慣れてきて、チャートを常にチェックする必要がなくなりました。朝と夜に一度ずつ確認するだけで十分だと感じるようになり、精神的な余裕も生まれました。

4週目の運用結果

4週目は市場の変動が大きくなり、新規約定が5回、決済約定が3回ありました。確定損益は約4,500円と、前週よりさらに増加しました。

この週は特に米国の経済指標発表の影響で相場が動いたため、自動売買システムもそれに反応して取引回数が増えました。ただ、システムの設定通りに動いてくれたおかげで、感情に左右されることなく利益を確保できました。

1ヶ月の総収支と利益率

1ヶ月間の運用を終えて、総収支は約10,400円、利益率は約2.1%となりました。これは元手50万円に対する数字です。

内訳としては、取引による確定損益が約10,800円、スワップポイントが約-400円でした。取引回数は新規約定が11回、決済約定が5回で、勝率は100%を記録しました。

この結果から、自動売買は少額からでも着実に利益を積み上げられることがわかりました。ただし、この月は相場環境が比較的良かったこともあり、毎月同じような結果が出るとは限らないことも念頭に置いておく必要があります。

自動売買の成績を左右する重要ポイント

自動売買で安定した収益を上げるためには、いくつかの重要なポイントがあります。これらを押さえることで、より効率的な運用が可能になります。

通貨ペアの選び方

自動売買で成功するための第一歩は、適切な通貨ペアを選ぶことです。初心者には値動きが比較的穏やかな通貨ペアがおすすめです。例えば、豪ドル/NZドルやユーロ/ポンドなどは、主要通貨ペアの中では比較的変動が小さいとされています。

また、自分の生活リズムに合わせた通貨ペアを選ぶことも重要です。例えば、日中は仕事で取引を見られない場合は、欧米市場が活発な時間帯に動く通貨ペアを選ぶと良いでしょう。逆に、夜間にチェックできる場合は、アジア市場が活発な時間帯の通貨ペアが適しています。

取引数量(ロット数)の決め方

取引数量、つまりロット数の決定は、リスク管理の観点から非常に重要です。一般的には、総資金の1〜3%程度のリスクに抑えることが推奨されています。例えば、50万円の資金なら、1回の取引で最大1万5千円程度の損失に抑えるようなロット数を設定します。

初心者は特に、小さなロット数から始めることをおすすめします。例えば、0.1ロット(1,000通貨)や0.01ロット(100通貨)などの少額から始め、システムの動きや自分の心理的な耐性を確認しながら徐々に増やしていくのが賢明です。

運用時間帯の設定

自動売買といえども、どの時間帯に取引するかは重要な要素です。為替市場は24時間動いていますが、時間帯によって値動きの特徴が異なります。例えば、東京市場とニューヨーク市場が重なる時間帯は流動性が高く、大きな値動きが起こりやすいです。

自動売買システムの中には、特定の時間帯だけ稼働させることができるものもあります。自分の戦略や生活スタイルに合わせて、最適な時間帯を設定することが大切です。例えば、ボラティリティが低い時間帯だけ取引するローリスク戦略や、逆に値動きが活発な時間帯を狙うハイリターン戦略など、様々なアプローチが考えられます。

リスク管理の方法

自動売買においても、リスク管理は成功の鍵を握ります。具体的には、以下のような方法が効果的です。

まず、損切りラインを明確に設定することです。どれだけ損失が出たら取引を終了するか、事前に決めておくことで大きな損失を防ぎます。自動売買システムには、このような損切り機能が備わっていることが多いです。

次に、ポジションの分散も重要です。一つの通貨ペアに集中せず、複数の通貨ペアで取引することでリスクを分散できます。ただし、相関関係の高い通貨ペアばかりを選ぶと、分散効果は薄れてしまうので注意が必要です。

自動売買の運用で直面した問題と解決策

自動売買を運用していると、様々な問題に直面することがあります。ここでは、実際に経験した問題とその解決策を紹介します。

想定外の相場変動への対応

自動売買を運用していると、時に想定外の大きな相場変動に見舞われることがあります。例えば、重要な経済指標の発表や地政学的リスクの高まりなどによって、相場が急変することがあります。

このような状況に対応するためには、事前にリスク管理の設定を見直しておくことが重要です。具体的には、最大ポジション数の制限や、一度に取引する金額の上限設定などが効果的です。また、特に重要な経済指標の発表前には、一時的に自動売買を停止するという選択肢もあります。

実際に運用中に経験したのは、米国の関税政策に関するニュースで相場が大きく動いた時でした。この時は事前にリスク管理をしっかりしていたため、むしろ大きな利益につながりました。

システムトラブルへの対処法

自動売買を行う上で避けて通れないのが、システムトラブルです。インターネット接続の問題やパソコンの不具合、電源トラブルなど、様々な問題が起こり得ます。

これらに対処するためには、バックアップ体制を整えておくことが大切です。例えば、モバイルWi-Fiなどのバックアップ回線を用意したり、無停電電源装置(UPS)を導入したりすることで、トラブル時のリスクを軽減できます。

また、FX会社の中には、VPS(仮想専用サーバー)サービスを提供しているところもあります。これを利用すれば、自宅のパソコンが故障しても取引が継続できます。

含み損が発生したときの対応

自動売買を行っていると、含み損を抱えることもあります。この時の対応が、長期的な成績を左右します。

まず重要なのは、感情的にならないことです。自動売買の最大のメリットは感情を排除できることなので、含み損が発生しても慌てて手動で決済するなどの介入は避けるべきです。システムの判断を信頼し、見守る姿勢が大切です。

実際の運用では、一時的に含み損が発生することはありましたが、システムの判断に任せることで最終的にはプラスに転じることが多かったです。特に、手動決済を封じて完全に自動に任せるようになってからは、成績が向上したという報告もあります。

自動売買だけで生活するメリットとデメリット

自動売買だけで生活することには、様々なメリットとデメリットがあります。ここでは、実際の経験に基づいて、その両面を詳しく見ていきましょう。

メリット:時間の自由度が高まる

自動売買の最大のメリットの一つは、時間の自由度が高まることです。通常のトレードでは、チャートを常に監視する必要があり、時間的な拘束が大きくなります。しかし、自動売買ではシステムが24時間監視してくれるため、自分の時間を他のことに使えます。

例えば、本業がある方でも、朝と夜に簡単なチェックをするだけで運用が可能です。また、旅行中や外出先でもスマートフォンアプリで状況を確認できるため、場所を選ばずに投資ができます。これにより、ワークライフバランスを保ちながら収入を得ることができます。

メリット:感情に左右されない取引

投資において最大の敵とも言われるのが、自分自身の感情です。恐怖や欲望に左右されて、本来の戦略から外れた判断をしてしまうことは少なくありません。自動売買ではこの問題が解消されます。

システムは設定されたルールに従って淡々と取引を行うため、相場の変動に一喜一憂することなく、冷静な判断が可能です。実際に、多くの投資家が「感情に左右されなくなったことで、大きな損失を出さなくなった」と報告しています。

デメリット:安定収入の保証はない

自動売買のデメリットとして、安定した収入が保証されないことが挙げられます。どんなに優れたシステムでも、相場環境によっては数ヶ月連続でマイナスになることもあります。

特に、生活費を全て自動売買に頼る場合、このリスクは深刻です。例えば、月20万円の生活費を自動売買だけで賄おうとすると、最低でも1,000万円程度の資金が必要と言われています。それだけの資金がない場合は、自動売買を副収入源として位置づけるのが現実的でしょう。

デメリット:相場環境の変化に弱い

自動売買システムは、過去のデータをもとにプログラムされています。そのため、相場環境が大きく変わると、パフォーマンスが低下することがあります。

例えば、長期間のレンジ相場で好成績を上げていたシステムが、突然のトレンド相場になると機能しなくなることがあります。このような状況に対応するためには、定期的なシステムの見直しや、複数のシステムを併用するなどの工夫が必要です。

自動売買で安定した収入を得るためのコツ

自動売買で安定した収入を得るためには、いくつかのコツがあります。ここでは、実際の経験から得られた知見を共有します。

複数の通貨ペアで分散運用する

自動売買で安定した収入を得るための第一のコツは、複数の通貨ペアで分散運用することです。一つの通貨ペアだけに集中すると、その通貨ペアが不調の時に大きな損失を被るリスクがあります。

例えば、主要通貨ペア(ドル円、ユーロドルなど)と、マイナー通貨ペア(豪ドル/NZドル、ユーロ/ポンドなど)を組み合わせることで、リスクを分散できます。ただし、相関関係の高い通貨ペアばかりを選ぶと、分散効果は薄れてしまうので注意が必要です。

定期的な設定の見直しと調整

自動売買システムは、一度設定したら終わりではありません。相場環境の変化に合わせて、定期的に設定を見直し、調整することが重要です。

例えば、ボラティリティ(価格変動の大きさ)が高まった時期には、取引数量を減らしたり、損切りラインを厳しくしたりすることで、リスクを抑えることができます。逆に、安定した相場環境では、少し攻めの設定にすることで、より高いリターンを狙うことも可能です。

利益の一部を再投資する仕組み

自動売買で長期的に資産を増やすためには、利益の一部を再投資する仕組みを作ることが効果的です。これは複利の力を活かす方法です。

例えば、毎月の利益の50%を生活費に充て、残りの50%を再投資するというルールを設けると、時間とともに運用資金が増え、それに伴って収入も増えていきます。このような長期的な視点での資金管理が、自動売買で成功する鍵となります。

長期的な視点で運用する

自動売買で最も重要なのは、長期的な視点で運用することです。短期的な損益に一喜一憂せず、1年、3年、5年といった長いスパンで成績を評価することが大切です。

実際に成功している投資家の多くは、短期的な相場の変動に惑わされず、自分の戦略を信じて長期運用を続けています。例えば、1年弱で資産を40%増やした投資家の例もありますが、これは日々の小さな利益を積み重ねた結果です。

まとめ:自動売買だけで生活は可能か?現実的な答え

自動売買だけで生活することは、十分な資金と正しい知識があれば可能です。しかし、誰でも簡単にできるわけではありません。現実的には、月20万円の生活費を自動売買だけで安定して得るには、1,000万円程度の資金が必要と言われています。それだけの資金がない場合は、副収入源として位置づけるのが賢明でしょう。自動売買の最大の魅力は、時間の自由度が高まることと感情に左右されない取引ができることです。長期的な視点で運用し、複数の通貨ペアで分散投資することで、より安定した収入を目指しましょう。


免責事項

本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言を行うものではありません。FX(外国為替証拠金取引)は元本を保証するものではなく、相場変動により損失が発生する可能性があります。投資に関する最終判断はご自身の責任において行ってください。また、記載内容の正確性・完全性について万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。最新情報は各FX業者の公式サイト等をご確認ください。

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